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米国ACIOによるタイムマシンの開発 ~謎の古代遺跡ウイングメーカー3






Wingmaker タイムマシンの開発
光ディスクに遺されていた予言
エンシェント・アロー遺跡の最後の部屋から発見された光ディスク。
そのデータには、科学論文、哲学論文、詩、ヴィジュアルアート、音楽データなどが収録されていた。
そして、光ディスクの中にはあるひとつの予言も含まれていた。
その内容は、「人類の遺伝子操作を目的とした、地球の植民地化」を企むエイリアンが
太陽系とは別の銀河からやって来る、というものだった。
「予言されたエイリアン種族は2011年、地球を訪れる」
米国ACIO(地球外起源テクノロジーのリバース・エンジニアリングを担当するアメリカ政府の極秘機関)は、タイムマシンの開発を目指した。未来に起こり得る厄災を回避するため、事の発端まで時間を遡り、その原因を取り除くという目的で、BST開発を始めた。
「BST」という相互作用型のタイムトラベル。BST開発はACIO ラビリンス・グループが担当した。だが、因果律操作による影響が予測し切れず、BST開発は難航していた。


タイムマシンの開発
相互作用型のタイムトラベル「BST」の開発について、ネルダ博士(光ディスクのロックを解除した、ACIOの言語学と暗号学に精通した科学者)がインタビューの中で大変興味深いことを述べている。
事物は原因と結果の連鎖で成り立っているわけだが、ACIOはこの「BST(相互作用型タイムトラベル)」を使って、「未来(=結果)を変えるために、その原因となるものを過去にまで遡って変える」ことを意図していた。
具体的には、
予言されたエイリアン種族が「地球を発見することになる、天の川銀河の探査計画」を彼らが思いつく前の時代に行き、彼らの指導者に「別の銀河を探索をする」ように仕向けてくる、ということである。
ネルダ博士は、BSTに関して、開発の最大の障害となっているのは、
原因を変更した場合の、「結果に対する影響が最小限となる介入ポイントが発見できるか、そこにアクセスすることが出来るかどうか」であると語っている。
そして、また、
最良の介入点を定義し、そのポイントにアクセスし、しかも探知されずにそこから戻って来るというのは、最小限の混乱で済むように、原因レベルで時間 のつぎはぎをするということであり、謂わば、僅かなさざ波も立てないように、巨岩を池に投げ込むのと同じようなチャレンジであると述べている。
更に博士は、
BST介入によって原因を変更した時、意図しない、全く予想できない結果が引き起こされる場合があるとも述べている。
たとえば、エイリアンを我々の銀河からそらすことに成功したとしても、その過程で彼らを無意識に意図しない別の惑星に送ってしまったとすれば、それが今度は地球に予想もしなかった結果を及ぼす可能性が出てくる。
インタビュー中でネルダ博士は、
BSTによる介入は、諸刃の剣でもあり、原因を変更したことによる影響が広範囲にわたり、予測することが難しいと語っている。
このBST介入による影響の問題は、別の言葉で言い換えるとするならば、因果律とバタフライ・エフェクトの問題とも言えるだろう。

因果律とバタフライ・エフェクト
「バタフライ・エフェクト」とは、蝶のはばたきが地球の裏側では竜巻を引き起こすという、カオス理論を象徴する言葉だが、「小さな変化(初期条件の僅かな差)が時間の経過とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そして、その結果については予測不可能である」ということを意味している。
これを因果律で説明すると、結果に関しての予測はきわめて困難であるということが分かってくる。
まず、因果律(因果関係)とは、縁起の理法のことを指す。
縁起の理法とは、原因・結果の法則であり、物事の成り立ちを、原因・結果の連鎖の観点から捉えていく。
そして、この縁起の理法は、物事の成り立っていく様を時間的観点から捉えた「時間縁起」と、空間的観点から捉えた「空間縁起」から成り立っている。
「時間縁起」とは、原因があって結果がある、その結果になったものが次の原因になって、また結果が生じる。このように原因・結果の連鎖を、時間の流れのなかで辿っていく見方が、時間縁起である。
「空間縁起」とは、あるものがそこに存在するには、さまざまなものの力が働いて、初めてそこに存在することが出来、そのもの自体だけで存在するわけではないとする見方である。この空間縁起は、物事の成り立ちを空間的に捉えていく。
これを人間の肉体を維持するのに必要な食事を例にとって考えてみる。
例えば、今朝、朝食に食べたパンはどこから来たのだろうか。
そのパンの材料となる小麦はどこで収穫されたものなのか。アメリカか、カナダか、それともオーストラリアか。ではそこで誰が作ったのか。海外で作られた、その小麦を誰がどのような手段で日本に運んできたのか。その小麦をパンに加工したのは誰なのか。
流通でパンを小売店に運ぶ人、それを調理パンとするならば、また調理をする人、そこには販売員もいるだろう。
朝食の時に飲んだオレンジジュースはどこで作られたものなのか・・・。
このように、食事ひとつ例にとっても様々な人の力が加わっているのが分かる。
また、人の力だけではなく、大地、雨水、太陽熱など大自然の恵みがあって、それらがある。
人間の一日の生活を取り上げてみても、世界すべてと繋がっており、地球上すべてのものの活動、営為よって、ようやく人間は一日生かされているわけである。
そのもの自体だけで存在するわけではなく、目に見えない数多くのものが積み重なって、初めて存在する。すべては、いろいろなものがお互いに支え合って、出来上がっているのである。
このように物事の成り立ちを空間的に捉えていくのが「空間縁起」である。
この「時間縁起」と「空間縁起」から成り立っている縁起の理法に照らして考えてみれば、
「BST」介入による原因の変更が、時間・空間的に多大な影響を与え、バタフライ・エフェクトのように、結果について予測するのは不可能であるというのが分かる。
インタビューでネルダ博士が危惧したように、BSTによる介入は全く予想できない結果が引き起こされる可能性がある。
果たしてBSTテクノロジーは人類に何をもたらすのであろうか。
世界は原因・結果の連鎖で成り立っている。それが宇宙をも貫く法則である。すべては「空」の存在なのである。


以下、謎の遺跡「ウィングメーカー」とは何か?7 : なぜタイムマシンが必要なのか!~記事より抜粋。(Kazumoto Iguchi’s blog 2011年10月01日)
予言されたエイリアン種族は、現時点では地球に気付いてすらいません。彼らは全く別の銀河の出身なのです。
予言では、彼らは私たちの銀河に偵察隊を送り、地球が最高の「遺伝子図書館」であり、
素早く同化できる天の川銀河の中の「天然資源の宝庫」であると決定することになっています。彼らが地球を訪問するのは2011年です。
予言によると、彼らは政府と仲良くなり、国連を協力者として利用するそうです。
彼らは国連を通じて統一世界政府の編成に着手するでしょう。そして、2018年に最初の選挙が行われた後、国連を乗っ取って、世界政府を支配することになっています。それは詐欺とペテンによって行われるようです。
私が予言について申し上げたのは、日付が非常に具体的だからです。私たちには、BSTの開発と展開のために19年の猶予があります。
なぜラビリンス・グループはタイムマシンを作り出そうとしているのか? その目的とは、
「そのエイリアン種族が地球を発見するずっと前、まだ我々の天の川銀河の探査計画を思いつく前の彼らの時代に行き、その種族のボスの頭に別の銀河の探索を促すようにインセプションしてくる」というものであったらしいからである。

以下、謎の遺跡「ウィングメーカー」とは何か?6 : ネルダ博士インタビュー ~記事より抜粋。(Kazumoto Iguchi’s blog 2011年09月26日)
サラ では、BST開発の成功への最大の障害は何でしょうか?
博士 簡単に申しますと、フィフティーンが規定した、例の水平時間のイベントに最も影響を与えない介入ポイントというのがありましたね。
簡単に言えば、そのポイントをラビリンス・グループが定義できるのか、しかもそこにアクセスできるかどうかということです。これは、このテクノロジーの鎖全体にとって最も微妙な、しかし最も重要な要素です。
サラ もっと素人でも理解できる言葉で説明していただけないでしょうか?
博士 このテクノロジーを開発するのは至難の業なのです。
最良の介入点を定義し、そのポイントにアクセスし、しかもそれを探知されずにそこから戻るのですから。要するに、最小限の混乱で済むように、原因レベルで 時間のつぎはぎをするということです。わずかなさざなみも立てないように、巨岩を池に投げ込むのと同じようなチャレンジです。
サラ なぜ、最小限の混乱に最大の関心があるのでしょうか? つまり、アニムスの場合、人類を全滅させようとしているのではないのですか? なぜそんなにも、アニムスの生活に気をつけなければならないのでしょう?
博士 まず第一に、アニムスは人類を全滅させるために来るのではありません。
彼らは、地球という遺伝子図書館をコントロールするためにやって来るのです。完全に理解されてはいませんが、彼らの意図は動物や人類を殺すことではありません。
目的は遺伝子操作の方にあり、遺伝子をどう修正すれば彼らの種族の肉体が霊的な意識の住処<すみか>になれるのかということに関係します。彼らは実験のた めに、人類のDNAに自由にアクセスしたいと思っているのです。それ以上に、私たちの知らない究極の目的がなければの話ですが、地球の植民地化を望んでい ます。
質問にお答えするなら、BST介入による最小限の影響についての懸念は、他者の利益と同様、我々自身の利益にも大いに向けられているのですよ。
イベントが修正されるか変更される時、意図しない、全く予想できない結果が引き起こされる場合があるのです。
たとえば、アニムスを私たちの銀河から首尾よくそらせたとします。しかしその過程で、彼らを無意識に別の惑星に送ってしまったとしましょう。この行為は、私たちの惑星に予想もしなかった結果をおよぼすかもしれないのです。
サラ 博士はカルマについて話されているのでしょうか?
博士 いえ。物理学と複雑系に内在する性質が関係しています。原因<コーザル>になるエネ ルギーは永久に消えることはありません。ただイベントからイベントへジャンプするだけです。場合によっては、イベントの形を決め、その一方ではイベント自 身を創造します。原因のエネルギーは、宇宙で最も強力な力です。それが地球的規模で方向修正された時、予期できない無数の方向に跳ね返るのです。
サラ では、それがBSTの欠点なのでしょうか? つまり、イベントを変更した結果が分からないということが? 博士は、アニムスを私たちの惑星か らそらすことに成功したとしても、その何年か後に、私たちの惑星を壊滅させる別種のカタストロフィーの火の粉が降りかかってくるということですか?
博士 いえ。決してそのようなことは起こりません。
方向修正されたエネルギー・システムは、方向修正された時点に跳ね返ってくるだけです。
跳ね返り方が非常に複雑なので、反応の質を予測することは不可能でしょう。ある種の大変動を招くかもしれませんが、人類が罰せられるということではありません。あなたのおっしゃる意味がそういうことだとしたらですが。
サラ ええ、そういう意味で申し上げたんです。でも本当にカルマは存在するのでしょうか?
私たちがBSTを使ってアニムスを別の惑星に差し向けた場合、私たち自身がネガティブな反応に身をさらすことにはなりませんか?
博士 いえ、私たちが反応を受けることを意味します。その反応の本質が、原因のエネルギーとあまりにもかけ離れているために、誰もそれが方向修正に対する 反応だと分からないのです。これが原因エネルギーの性質です。エネルギーは自身の力<フォース>と知性で跳ね返ります。ひとつのアクション-作用に対する 単純なリアクション-反作用ではありません。
サラ 私は、カルマや物理学でさえ、すべての作用に対して同等で正反対の反作用があるものと思っていました。この原理はどうなってしまったのでしょう?
博士 それは健在ですよ。単に原因エネルギー・システムと垂直時間<ヴァーティカルタイム>の次元には適応できないだけです。