2013年8月23日金曜日

銀河 シリウス アルシオネ 太陽  約2万5千年で一周  みずがめ座の時代  フォトンベルト  天変地異 

水瓶の女性
水瓶座の時代

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 <フォトンベルト>
 水瓶座の時代の到来と共に、私たちの太陽系は大きな変化にさらされています。いつの時にも惑星地球の危機が叫ばれて来ましたが、その実際はどうなのでしょうか。ノーシス人類学は惑星や太陽系の運命を知り、自分自身の在り方を探ります。
 フォトンという物質は1961年にプレアデス付近の衛星観測の際に、ドイツの科学者ポール・オットー・ヘッセによって発見された軽量な微粒子で、日本語では光子(こうし)と訳されることもあります。
 日本では古くから「すばる」の名で親しまれるプレアデス星団ですが、それらは、今から約六千万~一億年前に誕生したばかりの若く青白く輝く星の群れで、その内の6、7個の明るい星を肉眼でも数えることができます。それらの星々の寿命は短く、やがて次々に超新星爆発を起こすことが予測されています。
 これはあくまでも、地球の側から観たプレアデス星団であり、私たちはプレアデス星団の全体像を知りません。その実際を知りません。
 プレアデス星団の中心星であるアルシオネを、光の帯となってドーナツ状に取り巻いているのがフォトンベルトです。
 今回の夏の特集では、このフォトンベルトが、なぜ私たちの太陽系と密接なかかわりを持つのかを、マスター・サマエルの著作「アルシオネとプレアデス星団」をもとに調べていきましょう。
 この著作の最後に原注として付け加えられている補遺には、フォトンの発見者であるポール・オットー・ヘッセ博士の論文との共通点が取り上げられているので、併せて御参照ください。
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 <プレアデス星団>
 今プレアデス星団について話したいと思います。私たちを照らし、命を与えてくれるこの太陽(オルス)はプレアデス星団の七番目の太陽だということを、多くの科学者と占星術師は知りません。
[プレアデス星団]
 アルシオネのまわりを七つの太陽が回転します。私たちの太陽はプレアデス星団の七番目の太陽です。親愛なる皆さん、実際そのとおりなのです。ですから私たちはブレアデス星団の七番目の太陽のまわりを回転するちっぽけな惑星の住人であり、そのことを全員に知ってもらいたいのです。
 言い換えると私たちは、プレアデス星団の七番目の太陽のまわりを回転する地球という小天体に住むプレアデス星人なのです。そこに私たち、哀れな人類は住んでいます。大地の泥の中をはいずる惨めなミミズにすぎないのに、私たちは自分たちが利口だと信じています。今、太陽アルシオネについて話さないといけないことは、きわめて重要です。
 アルシオネはかなり興味深い太陽であり、他の太陽がいくつかそのまわりを回転しています。私たちに光を与えてくれる太陽は、アルシオネのまわりを回転する七番目の太陽だと言われてきました。公式科学の学者はこれを認めないでしょうが、私たち秘教家はその偉大な太陽が意味する現実を無視しません。
 プレアデス星団は聖典、聖書をはじめ秘数的たぐいの多くの教えで引用されてきました。アルシオネはまさしくプレアデス星団の主要な太陽であり、その引力に引かれてそのまわりを七つの太陽が回転します。私たちの太陽はアルシオネのまわりを回転する七番目の太陽です。各太陽は太陽系の中心であり、アルシオネは七つの太陽系の中心なのです。
 ▲地球から観られるプレアデス星団、一番明るい星がアルシオネ。
天球図
▲アルシオネ(黄色)を中心としたプレアデス星団と黄道12宮。青色:水瓶座の星位に入ったオルス太陽系の太陽。赤色:ティラール太陽系の惑星ヘルコルブス(バーナード星)。薄い黄色で示されるのがアルシオネの環(フォトンベルト)。
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 <アルシオネの環(わ)>
 プレアデス星団全体は太陽アルシオネのまわりを回転しますが、この太陽は宇宙に何千光年にもわたって広がるひとつの強力なエネルギー的な環でぐるりと囲まれています。
 土星の環と太陽アルシオネの環を区別しましょう。土星の環は石、砂、流星などから出来ていますが、プレアデス星団の環は放射性があります。その太陽から外宇宙に放たれた電子は崩壊、分裂し、そのとき一種のきわめて特別なエネルギーが生じます。マナスエネルギー(マインドエネルギー)と呼ぶ著者もいます。そのような電子は一種の未知のエネルギーを解放します。もし間違って人と呼ばれる知的動物が原子を崩壊させるように電子を崩壊できたなら、大災害を引き起こす準備ができているのは明らかです。
 ユークリッドの三次元世界ばかりでなく、(カバラにおける)感情の世界ホッドやマインドの世界ネッツアーやおそらく自然の原因の世界ティフェレトというセフィロト層にすら影響が及ぶでしょう。それらの層は恐るべき被害を被るでしょう。
[放射線]
 もしある狂気じみた地球人が電子を崩壊させることができたら、核分裂で生じるエネルギーとは異なったエネルギーが発生するでしょう。水素爆弾のエネルギーや他のいかなる死の元素よりもさらに恐ろしいエネルギー・・・。幸いにも科学者はまだ電子を分裂させて、そこに閉じ込められたエネルギーを利用するまでには至っていません。
 アルシオネには、電子の分裂崩壊によって陰極線、Ⅹ線、N線とは異なった未知のタイプのエネルギーが解放される事例がいくつかあります。
 そのようなアルシオネの環は、何千光年にもわたって宇宙に放射されます。1 万年ごとに地球はその環を横切らねばならず、それゆえ地球は太陽アルシオネの環に突入する寸前にあります。環はきわめて特別な光り輝く一種のエネルギーであり、その環にいつ地球が突入する予定なのかわかりませんが、まもなく突入します。
 1962年2月4日以来、私たちの太陽系の旅はその場に危険にも近づきつつあります。1974年、長期間地球の周回軌道上にいた三人の宇宙飛行士が、すでにその特別の放射線を目撃し、そのように報告しました。未曾有(みぞう)の放射線です。ですから私の言うことは変ではなく、アルシオネの原子の火の放射線や活発な放射線が、自然界の分子を変えるようになります。
 地球を包むこの放射線は、2千年間二度と夜がなくなるはど恐ろしいでしょう。地球全体がそんな放射線に包まれ、日光はものを見るのに不必要となるでしょう。この放射線はきわめて深い洞窟さえも照らし、2千年間夜がなく、長い連続した昼だけがあるでしょう。
 動植物などの全生命の有機体は変移するでしょう。今日存在しない多くの植物、海底や岩の中やきわめて遠い山々にその胚が眠っている多くの種の動物は、放射線によって生き返り、当然の結果として生まれるでしょう。
 この出来事は1万年ごとに起こります。以前に起こりましたし、再び起こるでしょう。なぜならそれは天体の運行に従い、やむを得ず私たちの太陽系はアルシオネの環を通過せねばならないからです。
 この現象は2千年続くでしょう。アルシオネの環の放射線は、とりわけ地球の回転に影響を及ぼすでしょうが、これは地球の自転速度が減速し、結果的には太陽のまわりをさらに広い軌道で公転し続けることを意味します。地球は太陽の中心からもう少し遠くに位置するでしょう。
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 <極移動に伴う変化>
 極移動が起こり、実際に黄道に対して地軸が垂直になるでしょう。地軸のズレにより氷冠が溶けつつあります。それらの現象ははっきり現れています。今日、磁極は地理上の極ともはや一致しません。アルシオネの恐るべき放射線によって極のズレが早まるでしょう。
 サンジェルマン伯爵は「最初に変わるのは春と夏であろう。」と言いました。皆さんはこのことを完全に知ることができます。今年(1977年)の春はまったく春らしくありませんでした。春たけなわの時、寒さに耐えなければならなかったのと同様に、夏も典型的な夏ではありませんでした。季節が消滅する運命にあるようです。
 極の氷は溶けつつあり、アルシオネの放射線によって北極地方と南極地方の至る所にどっと広がり、赤道地帯だけが氷河期に耐えることが可能でしょう。
 新たな氷河期が到来します。地球はもう以前に別の氷河期に耐えてきましたが、新たな氷河期が到来します。先ごろのアメリカ合衆国の寒さは前代未脚でした。
 1万年ごとにその環を横切らないといけないなら、環を横切り始めるのはいつのことでしょうか。いつか突入するでしょう。もし太陽が先に入るのであれば、太陽と環の二つの放射線の産物であるものすごい暗闇があるでしょう。実際に、110時間続くその暗闇の後、流星雨のように見えるでしょう。同様に地球が先に入るなら、まるで完全に燃えているように見えるでしょう。そのように目の前でその現象が起こるでしょう。私たちの太陽系はまもなく環に突入しようとしています。今にも入ろうとしていますが、いつ入るとしても驚いてはいけません。
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 <物理的、心理的変化>
[太陽の放射]
 そしてそれが起こるとき、変化が生じ、物理的な物事が変わるでしょう。物質、私たちが物質と呼ぶものはだんだん放射能を帯びていき、あらゆる面でもっと光り輝いていくでしょう。人類はもっといっそう決心し、決定的な悪人たちはまぎれもない堕落の道へと突き進み、自分自身の目的を達成するでしょう。霊的再生、内心の変換のために働く人々は、内なる奥深い本質的存在の自己実現を達成できるよう、死ぬまで闘い抜くでしょう。
 こうして私たちは、何か巨大で壮大な恐ろしいものの前にいるのです。アルシオネの放射線が私たちをすっかり照らすので、2千年間、二度と日光がいらなくなるでしょう。このため自然科学が大きく変わるでしょう。自然界が一変するのは明らかで、現大陸は沈み、別の新大陸が出現したりするでしょう。
 しかしさらに、ヘルコルブス(バーナード星)が到来するでしょう。ヘルコルブスの出来事が起こる前に、地球はアルシオネの環に入ります。まさにそのとき物理的物質がいつも同じとは限らないことを理解するようになるでしょう。私たちの世界を構成するこの物理的物質が、いつの時代でも同じ数学的公式を持っていたと考えるならば、それは完全に間違っています。ポーラー時代、ハイパーポーリアン時代、レムリア時代、アトランティス時代においてそれは違っていました。今アルシオネの環を構切るとき、物理的物質の数学的公式は完全に変わるでしょう。
 その結果、今日の薬用成分はもはやすべて役立たないでしょう。植物の化学的処理に使われる公式〔植物のお決まりの化学的処理法〕は無用となるでしょう。最近の現代化学で教えられていることはみな、アルシオネの放射線の中に入るとき、化学式が変わるため無意味になるでしょう。多くの人々は放射線に耐えきれずに死ぬでしょう。
 物理的物質はさらに放射性を帯び、もっと燐光を発するでしょう。鉄、燐、カルシウム、銅、窒素、炭素、澱粉などの分子は放射線のために完全に変わってしまうでしょうが、皆さんおわかりのように、これは物質が変化するということです。
 分子や生物学などに新しい数学的公式ができるので、現在のあの際限のない教義はすっかり駄目になるでしょう。
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 <意識革命とバランス>
 大きな変化が迫っていることを皆さんに理解してもらいたいのです。大きな淘汰が始まりました。全地球人類が、未来の世界に出現する未来の偉大な第六人種の種人に向くとは限りません。
[新芽]
 そのとき(心ある人々は)真理を知ることを実際に気にかけ、自分自身の中に真理を本当に探究せねばならないことを知るでしょう。単なる信念だけでは、真理を把握することも知ることもないからです。(多くの人々は)ただ真理を信じているだけで、一度もそれを体験したことはありません。極右と極左の狂信者は真理を知りません。真理を知る必要があり、私たち自身をもっと知って、はじめて真理を知ることができます。知るためには自己を探究する必要があります。(*)右派や左派の思潮の支持者になっても駄目です。私たちの役に立つのは真理だけであり、自己を探究し、徹底的に全面的に完全に自分を調査研究して、はじめてこれが可能となります。
 (*) 唯物主義者の拠り所は「物質」であり、唯心論者の拠り所は「精神」です。どちらもそのことを確信していて、その神を持っています。一方は精神という神、他方は物質という神で、めいめいがその神を持ちます。そのように現代、私たちは二つの明確な思潮の前にいます。どちらが正しいのかそれはまだ解明されていません。まったく本当に、親愛なる皆さん、それぞれ全員が正しく、まさにひとりひとりが世界であり、右派も左派も正しいのです。・・・左派は物質という神を崇拝するにもかかわらず、物質を知らず、右派は精神という神を崇拝するにもかかわらず、やはり精神を知りません。右派と左派どちらも互いに補足し合って完全なものとなります。
 人体の中に科学者の知らないものがあるのは明らかです。しかし皆さんに言ったように、第四垂直線のベールが破られ始め、すでにスタートした水瓶座時代にこの研究が大いに進むことを私は確信しています。明らかに、すぐに実現する出来事の前に今私たちはいるのです。
 水瓶座時代がスタートしましたが、あらゆるマインドがざわめきだし、みんなが何か高等なたぐいのものを知りたいと願ってます。
 観念形態(イデオロギー)の実験があります。たとえば催眠状態にある人がトランスに入っている間、これこれの場所で次々と起こっている出来事や事件を報告することができました。調べてみると、現実と一致していることが突き止められたのです。なぜ催眠状態にある被術者が、地球上の遠隔地、それどころか監視しやすい、それはど遠くない場所で起こっている出来事を報告できるのですか。唯物弁証法の狂信者はそれをどう説明するのですか。しかしながら、そんなことありません。
 こうして唯物論には実質の否定的な部分つまり物質と呼ばれるものがあります。物質を研究するのは義務ですらあります。唯物弁証法に対して異議を唱えるのは馬鹿げているので、そんなことはしません。
 自動車や飛行機などの生活必需品の創造には物質が必要です。唯心論の思潮に対しても異議を唱えているのではありません。もし私が唯物弁証法の狂信者に向かって話をするとすれば、そこにはただ一つの目的しかありません。つまり人生には陰極と陽極という二つの極があり、どちらも存在し、どちらも科学的に証明できるし、どちらも正しい----これらを彼らに理解させることです。ですからまさしく本当に右派にも左派にも反対しているのではなく、私たちノスティックは真ん中の道、意識革命の道を行き、それだけのことです。右派や左派の人々には解明できない謎を徹底的に断固として調べていこうではありませんか。
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 <補遺>
 パウル・オットー・ヘッセがドイツ語で著した「最後の審判の日」のアルシオネに関する話を追加せねばならないと思います。それに関してヘッセはこう言っています。
 私たちの惑星系はプレアデス星団系の一部を形成します。プレアデス星団系はアルシオネのまわりを回転する六つの太陽ばかりか、アルシオネのまわりの七番目の軌道を占める私たちの太陽からなります。私たちの太騒系はその軌道を約2万4千年かけて一巡しますが、それぞれ1万2千年の二つの期間に分けられます。そのうち2千年は光に属し、1万年は暗闇に属します。
 そしてヘッセの主張するところによれば、現在のところ暗闇の1万年の最後を私たちは生きつつあり、それゆえ間もなく光の2千年に入るでしょう。アルシオネの周囲には、その七つの太陽系の太陽の軌道面を構切るようにして、巨大な環つまり放射線の円盤があり、その円盤の影響範囲は何百光年にも及ぶとヘッセは述べます。そのように太陽はめいめい、いつかその環つまり放射線の円盤を横切らざるを得ません。各太陽の速度は異なるため、環を通過するのに時間がかかります。私たちの太陽の場合、放射線の円盤を横切るのにおよそ2千年かかります。
 その円盤または環はヘッセによれば、科学者には今のところ知られていない崩壊分裂した電子で出来ているといいます。

 地球がオルス太陽系の構成員としてその放射線に突入する際、実在体すべての分子や原子はみな励起され、予想できないほどの変化に見舞われるでしょう。最も注目すべきことは、分子が励起されることにより、熱くない一種の恒久的な光、影をつくらない熱のない光が創造されることです。したがって、きわめて深い洞窟にも暗闇が存在しないでしょうし、当然、人間の内側にも暗闇がなくなるでしょう。
 地球が放射線にもろに突入してから、全くすべて物質は内外とも影をつくらず輝くでしょう。このため生命の表現はことごとく一変するでしょう。栄養満点のとても美味しい前代未聞の植物が現れるでしょう。
 ヘッセによれば、これは1万年ごとに昔からずっと起こっていることであり、地理や生命を変えた氷河期やその他天変地異のような一般の常識を超えた多くの現象は、これで説明がつきます。こうして、見たところアルシオネの環はすばらしい恩恵を私たちにもたらしてくれますが、少なくとも最初のうちは大災害も引き起こすでしょう。
 そのうえヘッセはこうも言います----土星自体とその惑星系にふさわしく、土星の環は小規模で次元と広さは限定されているという違いはあるものの、アルシオネ星の環は外形上、土星の環と比較できます。それに関して、土星の環は塵や岩石(いくつかの小惑星)から出来ているが、その一方でアルシオネの環は数百光年かまたは多分数千光年もの広がりを持ち、マナスエネルギーで出来ていると言い張ります。
 ヘッセによると、1962年以降、私たちの太陽はアルシオネのマナス的円盤にちょうど入ろうとするところですが、その正確な瞬間は予測不可能です。それほど重大な現象が迫っていることから、UFOの存在もその絶えまない神秘的な旅行もじゅうぶん納得がいきます。なぜなら私たちの太陽系全体に起こるその大事件を科学的に研究すれば、きわめて興味深いのは当然だからです。
 現代科学がその環の実在を仮説としてすら認めるはずがなく、アルシオネ星を中心とする星系に、私たちのオルス太陽系が属することも認めるとは考えられません。ですから聖書が述べるのと同じように、人類はそのことを驚異とみなすでしょう。
 パウル・オットー・ヘッセはこう言います。「もし地球が太陽より早く環に入るなら、空と地球全体の火事に似た大気現象が起こるでしょう。暑くはなく、誰にも害はないでしょう。なぜなら視覚や感覚にとって一つの現象にすぎないからです。もっとも確かに、最初から物質に変化が観察され、発光するように、おそらく燐光を発するように見えるでしょうが。一方、太陽が最初に環に入る場合、流星雨と共に地球には夜のように暗闇が生じ、それが約110時間続くでしょう。それから地球は前述の現象に見舞われ、2 千年間たえず昼の光が続くでしょう。今話している暗闇は、マナスの環との接触で太陽放射がこうむる突発的な変化の結果でしょう。
 二つ目のケースの流星雨は、大気中で分子が異常に励起された結果でしょう。永久に( 2千年)続く昼は、放射線そのものの結果であり、昼の光はもはや太陽に依存しなくなるでしょう。
 起こりそうな現象として考えられるのは、地球に対する太陽の引力が変化する際、地球の自転速度がしだいに遅くなることです。日はもっと長くなり、その結果、地球の軌道は大きくなり、一年はもっと長くなるでしょう。ヘッセの主張によれば、マナスの放射線は温度のない光なので熱がなく、影もつくりません。太陽光線が変化するので、そのとき全世界が寒くなりだすでしょうが、極地方がいちばん敏感に反応し、それが氷河期の開始となり、その氷は少なくとも北緯40度まで、同じく南韓40度に到達し、住むに適した温帯としてエクアドル付近が残ります。
 しかし地球がマナスエネルギ一に満ちた環に突入するため、赤道は今とは異なり、黄道に関して垂直になるように極軸の傾きは多分急変するでしょう。レムリア時代やアトランティス時代に今の傾きを地軸にもたらしたのと同じ現象のようです。
 もちろん既に知られているように、氷河期が地球に周期的に突然やって来たことを現代科学は発見しました。しかし、これまでのところ同じ科学はその原因や理由を発見していません。つまり原因ではなく結果を発見したのです。したがって何度も触れた環と惑星ヘルコルブスが地球に及ぼす引力とで十分説明がつくでしょう。(太陽の石アステックカレンダー参照。)

サマエル・アウン・ベオールの「アルシオネとプレアデス星団」からの抜粋
洪水伝説

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