2014年2月24日月曜日

日本外務省の元ウクライナ兼モルドバ大使 馬渕睦夫先生の証言 2013年  (ユダヤ金融資本家が世界の50%を動かしているという証言)


イギリス上院証言 アジアの資金15兆ドルを米国連銀が詐欺横領?12/2/16


世界銀行元内部者~ドルは価値がない。クラッシュ目前②


世界銀行元内部者~ドルは価値がない。クラッシュ目前①


BRICSサミット BRICS銀行が検討課題に ドル、IMFは時代遅れに (英文)


米ドルが既に死んだことをあなたは知らない #dollar #collapse


ウクライナ情勢めぐり、米ロ首脳が電話会談


ウクライナ議会、ヤヌコビッチ大統領の弾劾法案提出


ウクライナ大統領と野党側、危機回避合意文書に署名


2014年2月23日日曜日

シューマン共振とシャーマニズム 地球の鼓動と進化


シューマン共振とシャーマニズム テーマ:ブログ
地球の鼓動と進化

縄文人は、シューマン共振を知っていたのか?


こんにちは。

今回は、シューマン共振について記述したいと思います。

私達の日常生活。


殆どの方々が、人間関係というものを持ち合わせております。



噂の真相-真実を追い求めて(アメブロ版)


良く知られている言葉に、「類は友を呼ぶ」ということわざがあります。

一般的に、友人と呼べる相手とは相性が良いものです。

俗に、「波長が合う」とも言われております。

どうやら、私達の住む地球にも波長があるそうです。

この波長を、シューマン共振と呼びます。

参考:シューマン共振




噂の真相-真実を追い求めて(アメブロ版)

つまり、シューマン共振とは地球固有の共振現象であります。

言うなれば、地球の鼓動でもあり脳波とも言えます。

私達の脳波の周波数領域は、一般的に1~30Hzです。

参考:脳波






噂の真相-真実を追い求めて(アメブロ版)



この脳波と、私達の日常生活には深い関係があります。

中でも、アルファー波は特別です。

参考:アルファー波

安静時(瞑想時)ほど、α波が多く出ています。

リラックス状態と捉えても良いと思います。

お茶などに含まれる、テニアンはα波を高める作用がある様です。

参考:テニアン


人間や動物から発信される、アルファー波は8~13Hz。


私達の脳は、アルファー波が出ている際に、本来の能力を発揮する構造になっている様です。








噂の真相-真実を追い求めて(アメブロ版)






再度、確認してみましょう。

アルファー波の周波数領域=8~13Hz

シューマン共振の1次周波数=7.83Hz

シューマン共振の2次周波数=14.1Hz


つまり、アルファー波は地球の波長と関連しているのです。

ちなみに、シューマン共振発生装置なるものもある様です。


参考:極低周波派生装置




噂の真相-真実を追い求めて(アメブロ版)


一方、ベーター波は日常活動時に多く発生している周波数です。


脳が、緊張モードに突入するとベーター波が発生するのです。

このベーター波、高周波数になるにつれて緊張が高まります。

オーバーヒートすると錯乱状態に陥ります。

私達の現代文明は、常にストレスと隣り合わせです。

現在の3次元物質文明世界は、ベーター波量産状態と言えないでしょうか?



噂の真相-真実を追い求めて(アメブロ版)










別の見方をすれば、アルファー波は精神世界。

ベーター波が物質文明世界。

私達は加速度的にベーター波を放出し続けている訳です。

そして、ベーター波の周波数は年々上昇し続けている様です。

地球本来の基本周波数は、自然界の周波数でもあります。

その周波数は、私達の脳をリラックスさせてくれます。




噂の真相-真実を追い求めて(アメブロ版)





アルファー波=右脳=精神世界

ベーター波=左脳=物質世界

現代文明は、アルファー波の世界を否定し続けてきました。

このままま、ベーター波の周波数上昇と放出量が増大すると地球は急激に変化していきます。

結果的に、地球そのものがベーターモードになって活発化します。

これが、異常気象や地震・火山活動に繋がります。

やがて、ベーター波の発信源であった人類は浄化されます。

そして再び、地球は平穏を取り戻す訳です。

縄文人は、太古の物質文明の生き残りだったのではないでしょうか?

だからこそ、自然との共存共栄の道を選択。

自然の恵みの感謝し、争いの無いアルファー波型世界を構築していたのでは、ないでしょうか?

アルファー波の総本山でもあり、最後の砦である日本。

龍神がアルファー波で、牛神がベーター波の象徴なのかも・・・

この日本列島で、右脳と左脳の融合を試みる神々の壮大な実験の行く末が気になります。

妄想全開ブログを読んで頂きましてありがとうございました。
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http://ameblo.jp/bishamonten337/entry-11456144659.html

シューマン共振   7・8→20以上


シューマン共振

α波はおよそ8~13ヘルツの波長のもので、脳が最もリラックスした状態とされています。

α波の下にはθ波という波長があり、脳がθ波を出しているのは、まどろんでいるような時で波長は4~7ヘルツです。

このα波とθ波の境界あたりに微妙な7.8ヘルツの波長が存在していて、これは、地球そのものが放出している自然界の微弱電波だといいます。

これは今世紀初頭にドイツの物理学者W.O.シューマン博士が発見したもので「シューマン共振」あるいは「シューマン波」と呼ばれています。

 7.8ヘルツのシューマン共振とは、地球そのものが発する波動で、「地球の脳波」とも呼ばれています。

これは地球の太古の時代から存在し、地球の生命に莫大な影響を与えてきました。


もっとも深い瞑想状態や川のせせらぎや風の音を聞くと7.8ヘルツの脳波になります。

ところが、昨今このシューマン共振に関して重大な事件が持ち上がり始めています。

シューマン共振は発見以来ずっと7.8ヘルツでした。ところが1980年頃を境に、徐々に上昇を始め、1997年には30%近く増えて10.1ヘルツになりました。さらに2000年には、ついに13ヘルツになってしまい、遂にα波の上限に達したのです。


シューマン共振は今後も波長が増大し、2013年には20ヘルツくらいまで上昇するだろうと考えられています。

これは大変なことで、地球生命の本質に関わる「地球の脳波」が変わってしまうのだから、生命体への影響は量り知れません。


ニューヨーク州立大教授のロバート・ベッカー博士は細胞活動の異常に関して「サイクロトロン共振理論」という説を唱えています。

全体としては非常に難解な理論なのだが、要点として以下の現象を挙げたいと思います。

細胞分裂の際にDNAが二分されるが、このとき螺旋状の遺伝子が解ける瞬間があります。

ここに、生体情報にとって紛らわしい16ヘルツ周辺の電磁波が作用すると、DNAからカルシウム・イオンが抜け出し、正常な遺伝情報が転写 、合成されない事態が生じることがあるというものです。


前述したように、地球の脳波と呼ばれるシューマン共振は、あとわずか数年で16ヘルツに達見込みです。

そうすると地球上のあらゆる生命体の遺伝子は狂いを生じる可能性があります。


また、後述しますが、人間の脳には「松果体」と呼ばれる箇所があり、一般には概日リズムを調節する睡眠ホルモン「メラトニン」を分泌することで知られています。

ただし、その機能の全貌にはまだ不明な点が多く、インドの「クンダリーニヨガ」の世界では「サードアイチャクラ」と結び付けられ人々の霊性を開花させるのに重要な器官とされています。

カルフォルニア大学のロス・エイディ博士は、この松果体にも電磁波を感じる磁気体があり、電磁波の影響によって神経ホルモンの分泌異常が起こる事を報告しております。


http://cosmo-world.seesaa.net/article/111440573.html

 シューマン共振信号が脳と心臓鼓動とメラトニン生産とに同期化している  睡眠、覚醒など脳波区分とシューマン共振は一致する

シューマン共振に関する情報の探求とまとめ

                                  
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シューマン共振、シューマン共振周波数の電磁界に関して、かなり誤った情報が流れているように見受けられるので、元ネタなどを探求してみました。
この頁の最終更新:2013-8-11
1章:シューマン波発生器を宇宙船に搭載とあるが本当か??

1章:シューマン波発生器を宇宙船に搭載とあるが本当か??

記;2013-1-19 最終更新:2013-1-28
1)始まり

以下の記述があった。 これは本当のこと? と調べ始めるきっかけとなった。
加藤やすこ著「電磁波・化学物質過敏症対策」 2004年緑風出版より発行を読んで

P127

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「電磁波シールドの注意点:
自然界にあるシューマン波は、地球上の生物が生きていく上で欠かせない電磁波で、宇宙飛行士の健康を維持するために、宇宙船にはシューマン波発生器が積まれているほど。
分厚い鉄で囲んだ建物は、人工的な電磁波を遮断できるが、シューマン波も入らなくなる。」
*******************************
とある。
さて、宇宙船とは具体的にどのような宇宙船なのであろうか?
また、この宇宙船にシューマン波発生器が積まれているか、宇宙関係の専門家に聞いてみたいものです。
2)日本の宇宙開発の関係者に聞いてみたが、確たる論証は得られなかった。
3)アメリカの宇宙関係に造詣の深い方に聞いてみたが、確たる論証は得られなかった。
4)「シューマン波発生器 宇宙船」でネットを検索すると、スピリチャル系・癒し系と思われるサイトに、多く、この種の記述がみられた。

http://d.hatena.ne.jp/k1491n/20121214/1355451153
 にあった内容
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唖蝉坊の日記
2012-12-14
宇宙空間に出ると人は地球との共振が絶たれるのかもしれません。
スペースシャトルに、シューマン共振と同じ周波数を発生させる共振波発生器が設置したところ、宇宙飛行士の精神的不安定と謎の体調不良が解決したという話もあります。
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http://www.hapico.com/40_News/0002_MicroWave/J.htm
 にあった内容
模型の販売や健康に関する情報を発信している在アメリカの日本人のサイト
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IH調理器」や「電子レンジ」で料理している と思ったら、されていた。

NASA
でも人類最初のアポロの時は、帰還したアストロノーツ達は地球で歩く事もできませんでした。
現在のシャトルでは、機内にシューマン共振発生器をつけて、これを防いでいます。
***************************************
これらのことから、ネットの癒し系のサイトでは、この種の情報は満ち溢れているといえる。

http://www.assist-pr.com/emf-test2.html
 にあった内容
このサイトは電磁波防護グッズのサイトで信用できない。
しかし、引用元を明記している例:
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コンピュータの電磁波測定
2003/3/16 up dated
地球の電離層の中で共振している低周波のシューマン共振波(7.8Hzから31.7Hz)は、生命体の基礎周波数とも言われ、この7.8Hzは、リラックスしたときの人の脳波のα波の帯域の中である。
また7.8Hzは、その安定度の為に世界中の海軍が海の中の潜水艦との通信に使っていたものだそうだ。
そして、NASAの有人飛行の宇宙船には、このシューマン共振発生装置(7.8Hzから13Hzまでを発信)が装備されていて、乗務員の精神安定に必用とのことを認めているそうだ。
だが、このシューマン共振が、1980年頃から周波数が高くなり始め、1997年には10.1Hz、最近では14Hz近くまで上がっているという話もあり、それに伴い、アメリカ海軍使用の周波数も8.6Hzに変更されたらしい(これらシューマン共振に関わる部分は、“フォトンベルトの謎”渡邊延朗著、三五館刊を参照)。
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「フォトンベルトの謎」を読んでみたいものです。
5)シューマン波発信機を製作している人のサイト、それなりに良心的なサイトにあった情報
このサイトの情報は信用できそうである。
http://www.mind-craft.net/?p=1060
 にあった内容 2013-1-15のログ
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Mind-Craft (
マインド・クラフト) Mind Technology Shop 心の道具屋
11
 19 2011シューマン周波数発生器(よくあるご質問)最近、問い合わせが多いので以下にいくつか、よくいただくご質問への答えを記載しておきます。

NASAで使っているというのは本当か?
英語のサイトをたくさん調べました。
この話しで出てくるのはドイツ人のWolfgang Ludwigという人です。
彼は Informative Medizin”という彼の本の中で「1974年にNASAがシューマンボックスを導入した」と書いているようです。
が、これは極めてアヤシイ。
なぜならば、この前後のNASAの宇宙船はスカイラブであり、197311月に4号が打ち上げられ、次の5号(ソユーズとドッキングした)19757月の打ち上げです。
いったい、どの号にNASAはシューマンボックスを積んだのでしょうか?
NASA
がシューマン波について記載している記事はここにありますが、人体への影響についてはどこにも書いていません。
おそらく、Ludwigという人間が自分の持っている製品(磁力治療器を売ってます)に泊をつけるための捏造だと思われます。
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このサイトの結論が正しいように思える。
Informative Medizin」はアマゾン日本のサイトではヒットせず。
ドイツのアマゾンで、33ユーロで売っていた。2010年の刊行。1999年の刊行 と2説あり。もしかして最初は1999年、そして再版が2010年かもしれない。

 Dr. W. Ludwig Informative Medicine

ドイツ語のため、購入してもまともには読めないので、入手は断念した。

“Wolfgang Ludwig”  “Informative Medizin
”で検索すると、E bayなどで本は売られている。
代替医療関係のサイトに登場するが、NASAの宇宙船に搭載に関して、具体的な記述は見つからない。
著者は 2004年に亡くなっているので、質問は不可能である。
Dr. rer. nat. Wolfgang Ludwig (1927 - 2004),
Institute for Biophysics, Tauberbischofsheim, Germany

6)5)のサイトが紹介しているNASAのシューマン共振に関するサイト

http://www.nasa.gov/mission_pages/sunearth/news/lightning-waves.html
 にあった内容
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News
Lightning-made Waves in Earth's Atmosphere Leak into Space
11.28.11
20111128日「雷で誘導された大地と大気圏の電磁波が宇宙に漏洩」

At any given moment about 2,000 thunderstorms roll over Earth, producing some 50 flashes of lightning every second.
Each lightning burst creates electromagnetic waves that begin to circle around Earth captured between Earth's surface and a boundary about 60 miles up.
Some of the waves – if they have just the right wavelength – combine, increasing in strength, to create a repeating atmospheric heartbeat known as Schumann resonance.
This resonance provides a useful tool to analyze Earth's weather, its electric environment, and to even help determine what types of atoms and molecules exist in Earth's atmosphere,
but until now they have only ever been observed from below.いつでも地球上では2000の雷雨があり、毎秒50回の落雷が発生している。
大地と地上60マイル上空に囲まれた空間に電磁波を発生させている。
これはシューマン共振として知られている。
これらは地球上の天候や電気的環境を解析するには有力な手段であったが、これまでは前述の上空以下でのみ観察されてきた

NASA Goddard's Vector Electric Field Instrument (VEFI) aboard the U.S. Air Force's Communications/Navigation Outage Forecast System (C/NOFS) -- shown here -- has detected a special kind of low frequency wave leaking out into space from Earth's lower atmosphere.
Credit: NASA/Goddard Space Flight Center Now, NASA's Vector Electric Field Instrument (VEFI) aboard the U.S. Air Force's Communications/Navigation Outage Forecast System (C/NOFS) satellite has detected Schumann resonance from space.
This comes as a surprise, since current models of Schumann resonance predict these waves should be caged at lower altitude, between the ground and a layer of Earth's atmosphere called the ionosphere.

NASAはアメリカ空軍通信衛星を利用して、地球の低層から宇宙に漏洩する特定の低周波電磁波を検出した。
シューマン共振波を宇宙で観測した。
これは驚くべきことで、これまでのモデルではシューマン波は電離層と呼ばれる大気圏の間に、留まっていると予想されてきた。
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これから言えば、
国際宇宙ステーション(International Space Station、略称:ISS)は、アメリカ合衆国、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関(ESA)が協力して建設を進めている宇宙ステーションである。地球及び宇宙の観測、宇宙環境を利用したさまざまな研究や実験を行うための巨大な有人施設である。地上から約400km上空の熱圏を秒速約7.7km(時速約27,700km)で飛行していて、地球を約90分で1周、1日で約16周する。
ロシアのミールは:近地点 354 km (189海里)  遠地点 374 km (216海里) の軌道 で周回している。
となり、どの程度の強度かは定かではないが、地球上で発生したシューマン波はこれらの宇宙船にも届いているのかもしれない。
7)アメリカの怪しげな防護グッズを販売しているサイトにあったシューマン波発生器関連の情報
以下のサイトにシューマン波発生器のことが出ている、ただし、このサイトはテスラペンダントなどの疑問のあるグッズを売っているサイトである。
http://bedford-tech.com/emfshielding.htm
 にあった内容
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Schumann Waves - health protection from the Earth

Man has evolved over many millions of years surrounded by the natural electromagnetic radiation from the sun and the magnetic and electric fields of the earth.
Parts of the natural electric field of the earth are the so called Schumann Waves.
These are very long waves of extremely low frequency, which are present everywhere in the atmosphere on this planet.
The Schumann Waves have been identified as part of the natural electromagnetic radiation.
These frequencies are as old as the planet itself and enable everything to grow and evolve enabling us to reproduce.
The human brain actually resonates with these atmospheric waves.ヒトの脳はこの環境電磁界に共振している。
 
The American National Aeronautics and Space Administration (NASA) have studied these Schumann waves for human health.
Space shuttles, leaving our atmosphere, are equipped with artificial Schumann wave generators to simulate the natural electromagnetic environment of the earth.
NASA
は人の健康の為にこれらのシューマン波を研究した。
大気圏外に行くスペースシャトルは、地上の自然環境下の電磁界を装うために、このシューマン波発生器を搭載している。

Since man's artificial electrification of our planet, our atmosphere is not only filled with the natural necessary radiation, but also with unnatural radiation. This has to be considered as electromagnetic pollution from the communications and broadcasting networks, the power lines and all electrical appliances. This then interferes with the natural radiation and causes within humans, and other living organisms, a state of electromagnetic stress. This could be one of the causes of electro-sensitivity in humans as well as in animals.

Everybody has experienced stress in their lives with well-known symptoms of headaches, sleeplessness, bad moods, etc. The fact is that these symptoms of stress are general response signals of the body, which can have a multitude of causes. Electromagnetic pollution and Electricity are possibly two of these.
As a point of interest it is mentioned that most prehistoric monuments and church towers, in particular the Round Towers of Ireland, act as dielectric (non-metallic) antennae and amplifiers for Schumann Waves thus creating an enhanced electromagnetic field within their vicinity.
This might explain the special atmosphere in churches and why people experience a feeling of reduced stress and reinvigoration.

These products produce similar millivolt readings to those measured in sacred sites all over the world by scientists and Schumann Wave and paramagnetism researchers worldwide.
教会の丸い塔はシューマン波を増幅する。教会に行くと精神が休まるのは、この増幅されたシューマン波によるものである。
 
When people use mobile phones, they expose themselves to high levels of particularly aggressive types of electromagnetic pollution. This stresses the body mechanisms and the body is likely to respond with the well-known symptoms such as headaches and dehydration which could lead to more serious problems if ignored. In cities the constant disturbance of our biorhythms/circadian rhythms can lead to more serious illness. Radiation strains the body by interfering with the natural electromagnetic operating system. The list of potential damaging effects is growing steadily as international research progresses. Damage can occur even when stress symptoms have not yet been experienced. Because the symptoms are non-specific their cause is easily misinterpreted as the effects are subtle but constant. Organizations are looking for solutions that will protect us from these effects. For now it makes sense to protect ourselves by looking at our own Vertical dynamic, how we live, what we eat and drink to defend our health.***************************************
このサイトの記述は正当とは言えないので、NASA・・・という記述も疑った方が良いかもしれない。

NASA
にこの記述を参照して、問い合わせてみる必要があるかもしれない。
8)Ludwingの発生器を販売しているサイト

http://www.magneticpulser.us/Dr_Wolfgang_Ludwig_Pulsed_Magne.html
 にあった内容
このサイトはLudwingの発明した機器を販売している専門のサイトである。
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Schumann Resonance and the Scientific Work of Dr. Ludwig leads to Pulsed Magnetic Therapy シューマン共振とパルス磁界療法を導いたLudwingの研究

Dr. Wolfgang Ludwig from Germany is known as the absolute authority or as "the father" of Pulsed Magnetic Therapy.
Dr. Wolfgang Ludwig has significantly contributed to the development in the field of complementary medicine in Germany.
Dr. Ludwig's name is well known amongst alternative therapists in Europe and North America.
ドイツのLudingはパルス磁界療法の父と呼ばれる。
ドイツにおける代替治療の発展に寄与した。
北米と欧州の代替治療家の間で、知られている。

It all began when Dr. Wolfgang Ludwig invented a method with his mother in mind, suffering frequently of "Föhn"symptoms.
Föhn symptoms are caused by certain weather fronts e.g. low pressure and high winds.
Her symptoms where often so severe, that she felt totally drained from energy and could hardly move.
フェーン症候群の母親の為にLudigは発明した。
フェーン症候群は特定の気象条件、たとえば低気圧で風の強い時に起こる。
母親の症状は重く、体力を失い、動くこともできなくなった。

In 1974 Dr. Ludwig fabricated a small hand held Magnetic Pulser; imitating the earth's magnetic fields. It was a small box which emitted the Schumann base frequency of 7.83 Hz.
The unbelievable occurred; as soon as his mother applied the Magnetic Pulser to her solar plexus or in the nape of the neck, the symptoms disappeared instantly.
Many experiments and tests followed to achieve the perfect Magnetic Pulser.
1974
年に、Ludwingは小さい手に持てるパルス発信機を、地磁気をまねて、作った。
シューマン共振の7.83Hzの電磁界を発生する箱であった。
そして信じられないことが起こった。母親に磁界パルス発生器を首筋かSolar Plexesに当てたら、即座に症状は消えた。
その後、様々な実験が磁界パルス発生器の最終版の為に、行われた。
Dr. Wolfgang Ludwig worked also with NASA to install a Magnetic Pulser (or Schumann generator) on a manned spacecraft.
Ludig
は有人宇宙船へのシューマン発生器の導入の為にNASAと共に働いた。

Years later, Dr. Wolfgang Ludwig helped to develop the Bio Medici Magnetic Pulser with it's over 100 different frequencies including the important Schumann frequency of 7.83 Hz.
その後、Ludig7.83Hzのシューマン周波数をふくめて、100種類を超える磁界パルス発生器を開発した。
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この情報はそれなりに正しいであろう。NASAと共働したとある。
宇宙船に導入したとまでは記述されていない。
また同じサイトの別の頁では
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The absence of the earth magnetic field during the first manned space flight caused a variety of health problems to astronauts.
Dr. Michael A. Persinger (Canada) and Dr. Wolfgang Ludwig from Germnay (they both worked for NASA)
suggested the installation of Schumann resonance generators for the astronautes solving the problems perfectly.最初の有人宇宙飛行では、地球上にはある磁界がなくなるために、宇宙飛行士に様々な健康問題が発生した。
カナダのPersingerとドイツのLudwigは、共にNASAの為に働いていたが、この問題を完璧に解決するために、宇宙飛行士の為にシューマン共振発生器の導入を提案した。
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とある。
「提案した」という表現で終わっており、実際の宇宙船に搭載した、とまでは言及していない。

「カナダのPersinger」はKonigらの研究をまとめて、1974年に発行された「ELF and VLF Electromagnetic Field Effects」という本の編集者として、名前を残している。

また別の頁では
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The same complaints were reported by the first astronauts and cosmonauts, who, out in space, also were no longer exposed to the Schumann waves.
Now modern spacecraft contain a magnetic pulser which simulates the Schumann waves.現在、最新の宇宙船にはシューマン波をシミュレートした磁界パルス発生器を搭載している。
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この頁では、ずばり、「宇宙船に搭載」と言い切っている。

このサイトでは、「宇宙船に搭載を提案」と言ってみたり、「宇宙船に搭載」と言ってみたりして、表記が一定ではない。
もしかして、正確な論拠を持っていないので、こうした表記の乱れになっているのかもしれない。
ということから、このサイトにある「宇宙船に搭載」という情報は、信頼性に欠ける情報と判断せざるを得ない。
このサイトに質問のメールを発信した。
NASAの宇宙船にシューマン波発生器を積んだのか?」と
回答はシンプルに「宇宙船にシューマン波発生器は積まれた」とあった。
9)http://cosmoquest.org/forum/archive/index.php/t-62856.html にあった質疑
宇宙船にシューマン波発生器を積んだのは本当か? の論議が2007年に行われている。
簡単に嘘だ で終わっている。  2013-1-24のログ
 
このフォーラムはThe Center for  Science, Technology, Engineering, & Mathematics Research, Education, & Outreach at Southern Illinois University Edwardsville によって立ち上げられ、宇宙に関する質問などを行っている。よって科学の目で見ているといえる。
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Runningman 01-August-2007, 05:07 PM
I have recently been battling Geopathic healing and have come across a very specific claim that should be easy to refute.
Unfortunately, I don't really want to embarrass myself by writing to NASA, and surely someone must have done this already.
 
Geopathic healing, water dousing, and Feng Shui all make claims about earth vibrations.
This site (http://www.fengshui.co.uk/GeopathicStress.htm specifically states that "NASA builds in imitations of this earth's electromagnetic frequency into their space shuttles, known as Schumann Resonators to safeguard the health of astronauts when they are outside of the influence of the earth and its vital frequency."
 
Has anyone ever debunked this?
NASAの宇宙船にシューマン波発生器を積んだと書かれたサイトがあるが、これは論破できるか?>
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sts60 01-August-2007, 08:10 PM
Hi, runningman. Welcome to the board.
 
The simple answer is that the claim is factually incorrect; NASA does not incorporate "Schumann resonators" on the Shuttle. Period.
(簡単に答えると、事実に基づけば正しくない。NASAはシューマン波発生器を組み入れていない、少なくともシャトルの時代には)
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10)
中間の結論
加藤やすこ著や国内外のサイトには、「シューマン共振波発生器がNASAの宇宙船に搭載されて、宇宙飛行士の健康維持に用いられた」という話が多数、記述されている。
それらの多くは科学的な解説を行っているサイトではなく、信頼に乏しいサイトと言える。
シューマン波発生器を開発したドイツのLudwingなどはもしかしてNASAに売り込んだかもしれない。
NASA
も本当に宇宙飛行士の健康維持に役立つものか・・・・検討を行ったかもしれない。

NASA
の最近の研究ではシューマン波は地球の大地と電離層の間の空間だけではなく、宇宙にも漏洩していることが確認されている。
従って、宇宙船にも地球上のシューマン波は届いているといえるので、宇宙船(スペースシャトル)などにわざわざシューマン波発生器を搭載する必然性がなくなっている。
こうしたことを勘案すると、「NASAに売り込んだ」→「NASAが宇宙船に搭載した」と伝言ゲームのように誤って伝搬しているものと、思われる。
加藤やすこは、厳格な情報収集を行わずに、ネット上にある漫然とした情報を、その著書に転記したと推定できる。
シューマン波発生器がNASAの宇宙船の・・・・に積まれた・・・・という確実な情報を持っている方は、ぜひBEMSJ宛に連絡してください。


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第2章:「フォトンベルトの謎」という本にあったシューマン共振の関する情報とその吟味

記:2013-1-25
三五館 2002年に発行された「フォトンベルトの謎」という本がある。
著者は渡邊延朗で、本に書かれているプロフィールを見ると、メディアプロデューサーとあり、電磁波や電気工学などの専門家ではない。
20121222日太陽系はフォトンベルトに突入する。人類は終焉を迎えるのか!?」ということを書いた本で、この20121222日を過ぎ去った2013125日に、この吟味を行っていることから、当然ながらこの「フォトンベルトの謎」という本全体の信頼感は無くなっている。
それでも、このWEBに関連するシューマン共振に関して、面白いというか、吟味すべきポイントがあったので、色々と調べてみた。
1)P67に以下の記述がある。
**************************
そこから「シューマン共振」は、地球そのものが発する波動であり、「地球の基礎周波数」とも呼ばれてきたのである。
この波動は地球の太古の時代から存在し、地球の生命に莫大な影響を与えてきたといわれる。
さらに、この「シューマン共振」は、生物の生命活動にかなり密接に関連していることが各分野の研究でわかってきた。
カナダ・トロント大学の周波数医学(Frequency Medicine)の権威として知られているジョン・スチュアート教授は、「シューマン共振」が人体に与える影響について詳しい。
永年研究を続けてきたスチュアート博士は、人体と「シューマン共振」の関係について次のように解説する。
78ヘルツのシューマン共振という波動は、地球の太古の時代から存在し、地球の生命に多大な影響を与えてきた。
電離層における強い共振波動帯はいくつかあって、7.8ヘルツから31.7ヘルツの超低周波数帯に集中している。
地球で暮らす生命体にとって、シューマン共振は必要不可欠のものである。」
*********************
スチュアート教授の言う「地球で暮らす生命体にとって、シューマン共振は必要不可欠のものである。」は何を意味するのか、吟味してみたいと思った。
当該の原著論文などを探してみた。
「カナダ・トロント大学 周波数医学 ジョン・スチュアート教授」で日本語検索しても何もヒットせず。
Frequency Medicine」で検索すると何やら代替医療の話は沢山出てくるが、スチュアートと言う名前は出てこない。
科学文献の世界的なデータベースであるPubmedで、データベースに記録された論文の「タイトルとアブストラクトの中に「シューマン共振」というキーワードが含まれている論文を検索してみるが、スチュアートらしき名前の研究者の論文は見つからない。
Pubmed
で「J Stuart」もしくは「J Stewart」も検索しても、それらしい論文は何も出てこない。

"Toronto University"  "John Stuart"
でネットを英文検索しても何も見つからない。

“Toronto University"  "John Stewart"
でネットを英文検索して、以下の1行だけ見つけた。
医学誌の死亡者のリストに残っていた。2005年に87才で亡くなっている。
Stewart, John F.H., Brockville, Ont.; University of Toronto, 1950; general surgery, Died Mar. 10, 2005, aged 87

Toronto University
のサイトで検索を行う。
John Stewart Bell
 という量子力学の研究者はいる。この人ではない。
John Stewart medicine」「John Stuart medical」で検索をするが、 医学関係者としてのスチュアートは全く出てこない。
従って、トロント大学の教授がどのような研究を行ったのか、本の記述が正しいか否か・・・・確かめることはできなかった。
2)P70には
*****************************
ところが、その「シューマン共振」に異変が現れはじめているのではないかと、最近になって欧米で注目されているのだ。
異変が起きているかどうかについては、肯定派と異論派とに分かれ、意見がまっぷたつに割れているのが現状だ。
「シューマン共振」の変調について肯定派は、ロシアとスウェーデンの科学者らの研究と分析によってわかったとしているが、いっぽうアメリカの主だった大学関係の科学者の多くは、変化は見られないと主張している(政府関係の機関は正式コメントを発表していない)。
************************
具体的にどの研究者の如何なる研究論文にそうしたことが書かれているか、まったくこの著者は触れていない。
アメリカのシューマン共振の周波数実測、ドイツの研究、ロシアの実測を見つけた。
当然ながら基本は7.8Hzである。周波数に異変は発生していない。

これでこの著の記述は誤りであると判定することができる。
*ドイツの研究にあるシューマン共振周波数の実測データ:1999年の論文
掲載誌:JOURNAL OF GEOPHYSICAL RESEARCH, VOL.104, NO. A5, PAGES 10,111–10,118, MAY 1, 1999タイトル:Schumann resonance parameter changes during high-energy particle precipitation研究者:K. Schlegel
Max-Planck-Institut fur Aeronomie, Katlenburg-Lindau, Germany

Antarctica南極大陸で行われた、宇宙から飛んでくる高速粒子によってシューマン共振周波数が変動することに関する研究である。
共振周波数は7.8Hzを中心としたある一定の範囲に収まっている。以下にそのデータを示す。

 
左は198910月のデータ    右は19913月のデータ
 
 
1994年のデータ
*ロシアの文献にあるシューマ共振周波数の実測データ
掲載誌:2004年にポーランドで開催されたELFと宇宙物理・地球物理・医学に関する国際会議の論文集
タイトル:Variation of the Schumann resonance frequency研究者:Y. P. Maltsev
Polar Geophysical Institute, Apatity, Russia
以下はロシアのLovozero(フォンランドに隣接する地域の名称)で測定した2001年のシューマン共振周波数のデータ、宇宙から到来するX線によるシューマン共振周波数の変化を研究したもの。
7.9Hz
から8.2Hz の間で変動している。

 
 
*アメリカの文献にあるシューマン共振周波数の実測データ:
http://www.ncedc.org/ncedc/em.intro.html
 にあった内容 2013-1-19のログ
Magnetic Activity and Schumann Resonance
 
Figure 1: Variability of the first Earth-ionosphere cavity resonance at Parkfield, California.カルフォルニアにおけるシューマン共振周波数の変動
 
 
Figure 2: Variability of the first Earth-ionosphere cavity resonance at Arrival Heights, Antarctica南極におけるシューマン共振周波数の変動
*インドのヒマラヤ地域での2006年の観測データ
以下の論文に掲載されていた。
掲載誌:Ann. Geophys., 27, 3497–3507, 2009タイトル:Schumann resonance frequency variations observed in magnetotelluric data recorded from Garhwal Himalayan region India研究者:R. Chand, M. Israil, and J. Rai
Department of Earth Sciences, Indian Institute of Technology,
海抜1228mから2747mのヒマラヤ地域で2006年に観測されたシューマン共振波の実測データです。

 
2つの図は電界を測定し、それぞれX軸とY軸のデータ、 下の2つの図は磁界を測定し、それぞれX軸とY軸のデータ
黒は日の出、赤は昼、緑は日の入り、青は夜 のデータ。
これらから昼は強度が大きい、そしてヒマラヤでの2006年の実測でも、シューマン共振の基本周波数は約8Hzで、他の観測データと相違はない。
ネットを検索すると、
http://www.timstouse.com/EarthChanges/schumannresonance.htm
 
Michael Heleus has calculated the conditions for the primary, base SR resonance to actually shift to 13 Hz. This would require that the Earth becomes much smaller, or the speed of light must change drastically.
Michael Heleusはシューマン共振の基本周波数の状況を算出し、明らかに13Hzに上昇していることを見出した。
これは地球のサイズが非常に小さくなっているか、光の速度が極端に変化していることを意味する。>
この文章もネットで数か所、同じものが出てくるだけで、如何なる研究論文なのか、原典となる情報にたどり着けず、関連しそうな情報も見つからない。
3)P100
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アメリカ人著述家グレッグ・ブラディン氏はシューマン共振」の上昇は地球を含む太陽銀河が「フォトンベルト」に包まれようとしているからだと、彼の著書に記述している。
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Gregg Braden
ゼロポイントシリーズの著者である。
ブラディン氏のスペルが判明したので、ネットでの検索は楽になる。
ネットにあった情報:
Gregg Braden clearly explains in this video how "Earth's heartbeat" (Schumann Resonance) has been changing dramatically in recent decades in resonance with Galactic Alignment's surge in the Source Field.
<ブラディンはこの動画で明確に説明している「地球の心拍(シューマン共振)は、宇宙における銀河系の配置のうねりに反応して、この10年間に劇的に変化している。」と>
ブラディンがこうした記述を行っていることは、以下のサイトでも述べられている。
http://www.bibliotecapleyades.net/esp_ondas_shumman_2.htm
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The Schumann Resonance
by Richard Alan Miller and Iona Miller
Organization for the Advancement of Knowledge (O.A.K.), Grants Pass, Or., 2003

MEASURING CHANGES IN THE SCHUMANN'S RESONANCES
<シューマン共振のおける変化の実測>

Earth's background base frequency, or "heartbeat," (SR) fluctuates and may be rising dramatically.
<シューマン共振周波数は変化しており、劇的に上昇しているかもしれない。>

Though it varies among geographical regions, for decades the overall measurement was 7.8 cycles per second.
This was once thought to be a constant and so global military communications were developed using this frequency.
Recent reports set the rate at over 11 cycles, and climbing.
Science doesn't know why, what to make of it, or even if these reports are credible.
<地上の場所によって異なるとはいえ、過去10年間の実測結果は全て7.8Hzである。
この周波数は一定であると考えられてきており、この周波数を用いて地球規模の軍事通信が開発されてきた。>

Gregg Braden claims to have found data collected by Norwegian and Russian researchers, saying it's not widely reported in the U.S.
These authors have been unable to substantiate this.
He suggests the only reference to SR to be found in the Seattle Library reference section is tied to the weather.
Science acknowledges SR as a sensitive indicator of temperature variations and worldwide weather conditions.
<ブラディンは、ノルウェーとロシアの研究者によって集められたデータを見つけた。
そのデータは、アメリカではほとんど報じられていない。
これらの著者はこれを実証することができなかった。
彼は、気象に関連するとして、シューマン共振に関する情報はシアトルの図書館で見つかると提案した。
科学的な知見として、シューマン共振は気温の変化や世界規模の天候の鋭敏な指標である。>

Braden believes the fluctuating SR may be a factor in the severe storms, floods, and weather of recent years.
ブラディンはシューマン共振の変化が最近の天候、激しい雷雨・浸水の要因かもしれないと、信じている。
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ブラディンのプロフィールを調べると
NEW YORK TIMES BEST-SELLING author GREGG BRADEN is internationally renowned as a pioneer in bridging science and spirituality.
<
ニューヨークタイムズのベストセラーでの著者のブラディンは、科学と霊的精神世界の橋渡しを行った記者・著述家として世界的に知られている」とあり、シューマン共振や医学の研究者ではない。
従って、「シューマン共振の上昇・・・・」という彼の記述は、彼の著書の記述にとどまる。
学術論文や他の研究者の研究との対比などを行う対象にはなりそうもない。
2)でも述べたように、ブラディンが記述しているようなシューマン共振周波数の劇的な変化は生じていないので、彼の記述は誤っていると、判定することができる。


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3章 シューマン共振Konig1974年研究その1

記;2013-1-27
掲載:Persinger MA, editor. In ELF and VLF electromagnetic field effects; New York, Plenum Press; 1974タイトル:Electric and Magnetic field Strength in Open and Shield Rooms in the ULF to LF Zone研究者:König HL.
1974
年に発行された本の中に掲載された論文
この著の中に、基本的なシューマン共振に関する記述がある。
Konig
はシューマン波の発見者Schumannの弟子である。
興味深いポイントを転記する。
*シューマン共振波の減衰
The "Schumann resonances" may be explained in terms of "standing waves" which exist in the earth- ionosphere cavity a result of extremely low attenuation at ELF frequencies.
For example: 0.50db/1000km at 20Hz
)(Tran and Polk1972): in sea watera medium damping rate of about 0.1 dB/m can be calculatedSoderberg and Finkle,1970.シューマン共振は大地と電離層間の定在波として存在する。
周波数は極低周波で、非常に小さい減衰度である。
20Hz
の場合で、大気中では1000kmあたり0.5dBである。
海水中では1mあたり0.1dBと計算されている。
<注:地球の直径を約12,000km、単純計算で地球一回りすると約38,000kmとなる。
雷がシューマン共振の源として、落雷地点から地球を半分回った地点(20,000km)でシューマン波の強度は101の電力に低下する。
電界強度や磁界強度で考えれば、地球を一回りして10分の1に減衰する。ということが判る。
海水中では100m潜ると電力で10分の1に減衰し、200m潜ると100分の1、300m潜ると1000分の1に減衰することが判る。>
*シューマン共振の周波数スペクトラム

 
<注:この図は1972年にアメリカで観測されたシューマン共振の周波数スペクトラムで、縦軸はE2乗となっているので電力の大きさとして観測している。
このカーブはしばしばシューマン波周波数スペクトラムとして引用される。>
*シューマン共振波の日変化の例

 
<注:この図は8Hzのシューマン共振の基本周波数成分の強度の日日変化を示す。
6
7月と121月と季節よって異なるが、正午から夕方5時頃までが比較的強度が大きいことが判る。>
 
 
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4章:深海に届くのはシューマン共振波か、荻野晃也論の検証

記:2013-2-27

ネットや著作の中に、以下の記述があった。
関連する箇所だけを抜粋する。
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「母の友 1996年 11月号 福音館書店より
生物と電磁波  荻野晃也
電磁波は体に悪い?
低周波の研究は着水艦から
潜水艦などと通信をする場合、マイクロ波とかそういう周波数の電波は海の水に吸収されてしまいます。
ところが低周波は水に吸収されないためモジュレーション(変調)といって低周波と高周波を混ぜるような方法を使うとうまく通信ができることがわかったんです。
それまで原子力潜水艦は浮上しなければ通信できなかったのが、海の底に潜ったままで世界中の原子力潜水艦と通信できるわけで、アメリカは1970年代から大々的に低周波の研究を始めました。
地球の磁場その二
地球上にもともとあった磁場というのはこの定常磁場だけではなく、シューマン共振電磁波と呼ばれるものがあります。
電磁波にもいろいろな波長のものがあることは申し上げましたが、その中で地球のサイズと共鳴するものがあるのです。
地球の半周が約二万キロですから波長が二万キロの電磁波、つまり14ヘルツくらいの電磁波は地球と共鳴することになります。
シユーマンという人が「地球にこういう電磁波があってもおかしくない」と1950年頃に予言したところから彼の名前がつきました。
具体的には7.8、14.1、20.3、26.4、32.5ヘルツのところにシューマン共振電磁波のピークがあります。
このシューマン共振電磁波は、地球の生命と深い関わりがあるといわれています。
生命は太陽の光によって浅い海で誕生したといわれていましたが、最近は生命の誕生は深い海だったのでは、という説が有力です。

太陽光線の届かない深海などでも独自の生態系などが見つかっていますし、細菌なども深い海の方がDNA(遺伝子)が活性化するという研究も出ています。
でも深海には太陽の光は届きません。
そこで、シユーマン共振電磁波のエネルギーが生命誕生に関わっていた
のではないかといわれているのです。
シユーマン共振電磁波は現在では0.01ミリガウス程度の強さですが、生命誕生の頃は雷や噴火など電磁波を発生する要因が多かったはずですから、電磁波ももっと強かったと考えられます。

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Nature Game & Meditation Studio & E.M.F. という電磁波の健康影響に関する市民運動家のサイト
http://soulcamp.asia/denji/ogino.html
 
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荻野晃也氏講演会 1997/8/24掲載
1997
823日午後630分から飯田市鼎公民館4階で、飯田市の送電線建設に反対するグループの主催で行われました。
荻野先生は、生物の誕生の秘密が深く電磁波と関わっているのではないかという思いからこの研究を進めているようだ。
太陽光の届かない深海底から生物は誕生したと考えられているが、その海底にも波長の長い低周波の電磁波は届き、そして生物の進化が始まったのではないかという。

それだけ密接に生物と自然界における電磁波が関わっているとすると、今世紀になって急激に増えた人工的な変動磁場が生物に影響しているのではないかと言うものだ。
元来、地球には太陽光、地球の磁場、そしてそれに共振するする40Hz以下の電磁場(シューマン共振)くらいであった。
************************
以上の荻野晃也の論をまとめると
「深海には太陽光も入り込まない。しかし、低周波電磁界は減衰が少なく、深海にも届く。これが理由で潜水艦との通信にも低周波電磁界は利用されている。大地と電離層間の空間で発生したシューマン共振による電磁波は
8Hzなどと言った低周波電磁界なので、深海にも到達し、この低周波電磁界のエネルギーで生物が誕生した。」と。
「地球には太陽光、地球の磁場、そしてそれに共振するする
40Hz以下の電磁場(シューマン共振)くらいであった。」とし、生命誕生の源は太陽光、地磁気、シューマン共振電磁波であると。
*検証1:さて、シューマン共振波の電磁波が太陽光も届かない深海に到達するのであろうか?
3章でKonigの研究の中に、この論を解くカギがあった。
Konigによれば、シューマン共振波の減衰度は、空気中では非常に低い。
しかし、海水中では1m0.1Bの減衰、とある。
100
m潜れば10dB(電力で101)、200m潜れば20B(電力で100分の1)、300m潜れば30B(電力で1000分の1)、400m潜れば40B(電力で10000分の1)に減衰する。
地上でのシューマン共振波の大きさは非常に小さい。
その非常に小さいシューマン共振波が海水でかなり減衰するので、深海では非常に低い強度になっている。
と言うことから、荻野晃也論は、シューマン共振波電磁界が海水中ではマイクロ波などに比べると電波の減衰が小さいが、無視できない減衰があることを知らずに(BEMSJKonigの論文を読むまでは、知らなかった!)、架空の論として作り上げられたものと、推定することができる。

原子力潜水艦ノーチラス号の安全潜入深度は213mとされる。
200m
程度の深度では、シューマン共振波電磁界は100分の1に減衰するが、電波受信機の感度などの工夫で、通信ができるのであろう。

*検証2:地球に生命誕生時に地磁気があったか?
8章に記述してあるが、地球の地磁気発生は26億年前頃とされる。
地球に生命が誕生したのは40億年前であるので、地球に生命誕生した時には、まだ地球には地磁気は発生していなかった。
よって、ここでも、荻野晃也の説は誤っていることが判る。

*検証3:シューマン共振の話とは離れるが、
「低周波は水に吸収されないため、モジュレーション(変調)といって低周波と高周波を混ぜるような方法を使うとうまく通信ができる」と荻野晃也は述べている。

BEMSJ
はなぜこういう論が出てくるのか、疑問でした。
単なるあやまりか・・・・とも思っていました。
「サイエンス」という雑誌の1986111日号に、「低レベル・マイクロ波の規制問題」という記事が掲載されていました。
この記事の基は、Scientific American というアメリカの雑誌です。
 
1974年にフォスターという研究者が以下のようなことを見つけています。
関連する図の部分だけを以下に引用。

 
 
したがって、パルス変調したマイクロ波によって、水は急激な膨張と収縮を繰り返し、この水の膨張によって音波が発生し、水中に伝わる という原理です。
パルス変調したマイクロ波が、直接潜水艦通信に使えるような水中に深く伝搬していくのではなく、音波が発生することで、その音波が水中に伝わっていくことが正しい理屈で、この荻野晃也の論は誤っていることがはっきりしました。


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5章 シューマン共振Konig1974年研究その2 

2013-1-28
掲載誌:Persinger MA, editor.
In ELF and VLF electromagnetic field effects; New York, Plenum Press; 1974
タイトル:behavioural Changes in Human Subjects Associated with ELF Electric Fields研究者:König HL.
1974
年に発行された本の中に掲載された論文
興味深い点のみを抜粋する。
*シューマン共振波とその他の電磁波ノイズ、脳波の波形

Konig
は以下のように波形を区別して、この論文をまとめている。タイプⅠからタイプⅤに分類している。

Ⅰはシューマン共振波の波形、Ⅱは約3Hzの局所に存在する電磁波ノイズ、Ⅲは約0.7Hzの局所に存在する電磁波ノイズ、Ⅳは落雷による発生する電磁波で、aは落雷が水平線内で確認できる場合、bは落雷が水平線内で確認できない場合、Ⅴは、日の出の時のシューマン波の波形 そして脳波の波形でα波とδ波。

 

*シューマン共振波の強さと反応速度の関係の研究

STUDIES DEALING WITH THE DEPENDENCE OF REACTION TIME ON NATURAL ELECTRIC ELF FIELDS
自然界のELF電界と反応時間の依存性に関する研究

On the occasion of the German 1953 Traffic Exhibition in Munich, the reaction times of visitors were measured on the exhibition grounds on a continuous basis.
The results of this study are presented in detail by Reiter (1953).
The reaction time measurements of the visitors to the exhibition consisted of the time span taken by each subject to release a key upon the presentation of a light stimulus.
ミュンヒンで1953年のドイツ交通博覧会が開かれた時に、博覧会の来場者の反応時間を連続的に博覧会場で計測した。
この結果の詳細はReiter1953年の論文に詳しく書かれている。
反応時間は、光が点灯した時に被験者はその光の点灯をみて、スイッチを押すことで、測定は行われた。
シューマン共振の強度は、会場から離れた大学で、特殊な測定装置を用いて測定を行った。
主ウーマン共振の強度と、反応時間の変化のグラフは以下のFig3に示す。

 
Type Ⅰのシューマン共振波の強度の変化と反応時間の変化

注:この図で判るように、「シューマン波の強度は正午から午後6時頃までは強く、それ以外の時間では弱い、その強弱は相対的に1.0から0.2以下まで変化する。
このシューマン共振の強度の変化と同じ傾向で、反応時間は変化している。」という研究結果である。
この研究はその他の因子を制御して、シューマン波強度だけを変化させて、人間の反応速度の変化を観察したものではない。
午前10時・11時頃・午後7時頃と、午後3時頃では、シューマン波強度の他の要因で、10%程度の反応時間の変化があってもよいのだろうか・・・・・?ということは、この研究は、信頼性に大きな疑問が出る。
注:上のグラフから、シューマン共振波の強度と、反応時間の関係を、グラフから数字を読み取って、グラフを書きなおすと、以下のような相関図ができる。

 
 

*実験室での実験として、10Hzのシューマン共振波に似せた電界を人に曝露した場合の、反応速度の変化を見ている。
これは前述の交通博覧会でのデータを裏付けるための実験である。
ある時刻nを基準として、15分後に10Hz電界を曝露したら、反応速度が短くなった、という結果を示している。
注:さて。このFig6を見て、気が付くように、電界曝露の前から、時刻n10分前から反応速度は速くなってきている。
そして電界曝露後も反応速度は速くなってきている。これは電界曝露によって反応速度が早くなったと言えるのか、大きな疑問である。

 
 
*影響を受ける閾値も求める実験を行っている。
Harmer
は、詳細は不詳であるが、シュウマン共振波によって前述のFig3, Fig6のように反応速度が速くなるのであれば、どの程度の低い電界でも影響を与えるか、実験を行っている。
50cm
の水平板間に電圧を印加しての実験である。
結果は以下のFig10に示す。0.002Vの印加でも被験者によって異なる。7.5Hzから8.5Hzの間で影響が出たり、8.5Hzから9.5Hzの間で影響が出たりしている。
電界強度を計算すれば4mV/mという低い電界強度である。
この電界強度値は自然界で観察されるシューマン波の電界強度にも近い値である。
このことから、シューマン共振波は微弱であっても、人の反応速度に影響を与えているといえる、という結論になる。
 
 
Fig:10 人工的に作成した電磁界によって影響が観測された周波数範囲と、電界の強さ、2名の被験者による実験 

注:Harmerの原著を読まないと判らないが、この実験は具体的にはどのような厳密な環境で行ったのであろうか?
自然界に常に存在するシューマン波を完全にシールドできる実験室を作っての、実験であろうか?
50cm
の水平板の間に電圧を印加したとある、50cmの間にヒトの頭部だけを入れたのであろうか?
ヒトの頭の大きさを考えると、この水平板による電界分布はかなり乱れていると思われる。
かなり厳格な実験条件を設定して、この実験を行わないと、何とも結論が出せない、と言える。

 
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6章:シューマン共振波の実測値から

記:2013-1-30   更新:2013-2-5
周波数スペクトラムや強度が判るデータを、過去の論文などから抜き出した。
その1:
タイトル:雷活動の周期性と地球気候変動との相関性
研究者:柳 芳紀
掲載元:北海道大学理学部地球科学科地球物理科目 惑星物理学研究室
平成21 1 30 日 
http://www.cosmo.sci.hokudai.ac.jp/~pplab/doc2009/yanagi_B/yanagi_B.pdf
2008
年度の卒論で、大学の研究室のサイトに公開
にあったシューマン共振の強度のデータから抜粋
 
 
 
シューマン共振の基本波8Hzを、イスラエルとカリフォルニアで同時に観測した結果を上に示す。
絶対値は多少異なってもシューマン共振波は全地球的に存在していると言える。
その2:
掲載元:NUWCNPT Technical Report 10,818
10 September 1997
タイトル:Measurement of Geomagnetic and   Atmospheric Noise at a Remote Site研究者:Anthony B. Bruno
Engineering and Technical Services Department
商用周波数のノイズを避けるために、孤島でシューマン共振波を測定したもので、以下にそのデータの一部を示す。
 
 
 
その3:
掲載誌:IEEJ Trans FM: Vol.126 ; No.1 2006タイトル:Recent Studies on Schumann Resonances研究者:Y. Ando et al;北海道で2004年に観測されたシューマン共振波のデータを以下に示す。
50Hz
の電力周波数がノイズとして観測されている。
 
 
 
 
その4:
掲載誌:電子通信学会論文誌:Vol. J59-B No.2 1976タイトル:シューマン共振周波数の日変化
研究者:棚橋秀伍
この論文はシューマン共振周波数の日変化をモデル化する研究であるが、この論文の中に、シューマン共振の日変化の実測値のグラフがある。
以下に転載する、
これをみれば、シューマン共振の基本波の場合は、8.05Hzから8.15Hz の間で、日変化していることが判る。


 


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6A章 シューマン共振に関する実測・解説等

記;2013-2-7
シューマン共振に関する実測などを含んで、科学的な解説を行っているサイトからの転載です。

http://www.glcoherence.org/monitoring-system/earth-rhythms.html
 にあった内容
The Global Coherence Initiative
という大地と電離層の間に発生する磁界の変動の関する研究プロプロジェクトのサイトにあった「地球のリズム」からの抜粋

 
Figure 1This graph shows about eight seconds of data from the magnetic field sensor. 1 シューマン共振波の8秒間の実測の例 上:垂直方向 中:南北方向、下:東西方向の強度の変化を示す。

 
Figure 3.The time domain signals shown in Figure 1 are converted to the frequency domain with the Fourier transform.
The Schumann resonances occurring over an eight-hour period can be clearly seen at approximately 7.8, 14, 20, 26, 33, 39, and 45 Hz.
3:図1を周波数スペクトラムに書き直したグラフ
シューマン共振周波数は7.8 14 20 26 33 39 45Hzが記録されている。

 
Figure 4.This graph is a waterfall plot showing one-hour spectrums over a five-day period.45日間にわたって、1時間おきの変化を示したグラフ。
濃い部分は共振波の強度が大きいことを示し、日中に強度が大きいが、24時間シューマン共振波が存在していることが判る。

 
Figure 5.This is a frequency-time spectrogram showing the Schumann resonances over a 24-hour period. 5:周波数スペクトラムと24時間の時間変化をグラフにしたもの。
黄色・赤色は強度が大きいことを意味している。夜間に比べて日中は強度が大きいことが判る。

 
Figure 6.This is a frequency-time spectrogram showing the Schumann resonances over a five-day period
Notice the difference in the nighttime intensities from night to night
6:シューマン共振波の周波数スペクトラムの時間変化を、5日間にわたって記録したグラフ。
夜間の強度は日によって大きく変化していることに注目。
 
 
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7章 「シューマン共振周波数の上昇」は定義の異なる「精神世界」での話であった。

記:2013-2-3
1章の4)項で、
「このシューマン共振が、1980年頃から周波数が高くなり始め、1997年には10.1Hz、最近では14Hz近くまで上がっているという話もあり」という情報を紹介した。
シューマン共振周波数の上昇・・・・という話があるが、何かと思ったら、以下のような精神世界の話で、シューマン共振の定義がまるで異なることが判った。

http://homepage2.nifty.com/syn-wa/cpt/cpt0014.html
 にあった内容
2013-2-3のログ
*****************   一部引用 ********************
『真和氣功』とは?また宇宙エネルギーとは?カルマとは・・・? 真和氣功センターでは、施療だけでなく、こういった内容の事柄を私達に詳しく伝えてくれます。
そして病に対してどのような心構えで接すれば良いのか、何故病むのか、人生とは・・・魂とは・・・
宇宙とは・・・などの精神世界、目に見えない世界について、様々なヒントと知識を与えてくれます。


 
地球はアルシオネブレアデス星団の中心星)の影響を受けていて、次元上昇アセンション)のために螺旋形を描きながら上昇しています。
また、アルシオネからの強い波動によって地軸が35°傾いています。
シューマン共振数とは、アルシオネから出す波動と北極星から出す波動がぶつかり合い干渉されたブレのことです。
現在7.6Hzですが、恐らく最終的には、水瓶座の波動が影響している間に12.6Hzにまで上昇します。
*シューマン共振数が12.6Hzに上昇すると、潜在意識の状態が顕在意識として現れてきます。
心の底で思っていることが表面に出てきます。
************************

 
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8章:参考情報:古代史における生命の誕生・地磁気誕生などに関する基礎資料 

記:2013-2-5

1)荻野著にあった「前カンブリア紀」と「先カンブリア時代」
「前カンブリア紀」と荻野晃也は言うが、「先カンブリア時代」のことであろう。
Wikipediaからの抜粋
************************
先カンブリア時代とは、地球が誕生した約46億年前以降、肉眼で見える大きさで硬いを持った生物化石が初めて産出する54,200万年前以前の期間を指す地質時代である。
まれに先カンブリア紀と呼ばれることがあるが、紀は累代および代より小さい時代区分なので、これは正しくない。
先カンブリア時代の地球:
原始地球の表面は岩石が溶けたマグマの海で覆われ、水は水蒸気として大気中に存在していた。
やがて微惑星の衝突がおさまり表面温度が下がると地殻が形成され、水蒸気は雨として降り海洋を形成したと考えられている。
こうした活動が続いたこともあり、約40億年前には地球のほぼ全体が海で覆われるようになった。
現在地球上で見つかっている最古の岩石が約44400万年前のものであることから、少なくともこの頃までには地殻は形成されていたようである。
生命: 生命がいつ誕生したかについては諸説あるが、グリーンランドのイスア地方で、38億年前の岩石に生命由来のものと思われる炭素の層が見つかっている。
西オーストラリアでは保存状態が良好な346,000万年前以前のバクテリアの化石が発見されている。
同じ地域では、恐らくさらに1億年以上古いと思われる化石も見つかっている。
生命が発生したのは早ければ43億年前であるとする研究者もいる。
このように先カンブリア時代を通して、原始的生命体が生きていた確実な証拠が見つかっている。
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2)地球の原始大気

Wikipediaの「地球大気の進化」から抜粋して、転載
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地球大気の「進化」
地球大気の歴史については、確証は得られていないが、以下のようなことが考えられている。
地球が誕生した46億年前頃の原始大気は、主にヘリウム水素からなり、高温高圧だった。
これは現在の
太陽の大気と似た成分である。
また、水蒸気も含まれていて、その
温室効果が原始地球を高温高圧に保っていたという説もある。
しかし、これらの軽い成分は、原始太陽の強力な太陽風によって数千万年のうちにほとんど
が吹き飛ばされてしまったと考えられている。
やがて、太陽風は太陽の成長とともに次第に弱くなってくる。
この頃には、地表の温度が低下したことで
地殻ができ、地殻上で多くの火山が盛んに噴火を繰り返していた。
この噴火にともなって、二酸化炭素と
アンモニアが大量に放出された。
水蒸気と多少の窒素も含まれていたが、酸素は存在しなかった。
この原始大気は二酸化炭素が大半を占め、微量成分として
一酸化炭素、窒素、水蒸気などを含む、現在の金星の大気に近いものであったと考えられている。
100
気圧程度と、高濃度の二酸化炭素が温室効果により、地球が冷えるのを防いでいたと考えられている。
古い
変成岩に含まれる堆積岩の痕跡などから、43 - 40億年前頃に海洋が誕生したとみられる。
この海洋は、原始大気に含まれていた水蒸気が、火山からの過剰な噴出と温度低下によって凝結して、
として降り注いで形成されたものであった。
初期の海洋は、原始大気に含まれていた
亜硫酸塩酸を溶かしこんでいたため、酸性であったが、陸地にある金属イオンが雨とともに流れ込んで中和されたと考えられている。
中和されると二酸化炭素が溶解できるようになるため、原始大気の半分とも推定される大量の二酸化炭素を吸収していった。
水蒸気が
紫外線を受けて光解離することで酸素が生成されてはいたが、などの酸化によりすぐに吸収されたため、大気中にはほとんど残らなかった。
やがて
生命が誕生し、二酸化炭素と自ら光合成を行う生物が誕生すると、それらは水を分解して酸素を発生するようになる。
また、酸素は紫外線に反応しオゾンをつくった。
酸素濃度が低かったころは地表にまで及んでいたオゾン層は、濃度の上昇とともに高度が高くなり、現在と同じ成層圏まで移動した。
これにより地表では紫外線が減少し、生物が陸上にあがる環境が整えられた。

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3)生命の誕生

http://contest.thinkquest.jp/tqj1998/10098/noframe/2.html からの引用・抜粋
製作者は慶応義塾湘南藤沢中・高等部教論と生徒、慶應義塾大学総合政策学部の学生が「地球の歴史についてはじめて学ぶ人達を対象につくられた」ものです。
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生命誕生 最初の生命は約40億年前、地球誕生から6億年たった頃の海の中で誕生したと考えられている。
材料となった基本的物質は原始大気中の成分:メタン、アンモニア、二酸化炭素などの無機物であった。
これらにエネルギーを加えることによって、生命の素材は作られたのである。
エネルギーは太陽光、雷の放電、放射線や熱、紫外線などによってもたらされたものである

こうして生命を構成する基本的な物質、生命物質を合成した。
アミノ酸、核酸塩基、糖や炭水化物などの有機物である。
反応が起った場所としては、エネルギーが十分に与えられたと考えられる海底熱水噴出孔や隕石の落下地点などが注目されている。
こうしてできた生命物質は雨によって原始の海に溶け込み、原始スープを形成した。
原始スープにごちゃごちゃになって海の中を漂っていた。
その中でこれらの物質が反応することによって、初めての生物は生まれたのである。 初期の生物は全て単細胞、細胞の構造は簡単で、はっきりとした核をもたない原核細胞であった。
これらの細胞ははじめ、海の中を漂う有機物を利用した、嫌気呼吸という方法によって進化していっていた。
しかし有機物には限りがあり、やがて自分で栄養を作り出す手段が必要となった。
これが光合成のはじまりである。
光合成をする最も古い生物の化石は、約35億年前の、オーストラリアで発見されたラン藻植物である。
光合成によって、無機物である二酸化炭素と水からグルコース(ブドウ糖)などの炭水化物を作り出すことが可能となった。
この際、酸素が副産物として放出された。
酸素ができると、やがて酸素を利用した呼吸、好気呼吸をする生物も誕生した。
これが今の私たちの呼吸方法である。
酸素なしでは今の地球、もちろん私たちも存在することはなかったであろう。
これも地球の奇跡のひとつである。
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以下は判り易い解説 個人の頁の科学随筆
http://www.geocities.jp/msakurakoji/900Note/105.htm
からの転載・抜粋
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生命の誕生と40億年の進化
生命の誕生(40億年前)
現在の学説では地球が誕生してから6億年ほど経った頃(40億年前),海で生命が誕生したといわれています。
当時の地表は強い紫外線や荷電粒子が容赦なく降り注ぎ,生命にとっては致命的な環境でした。
生命が存在できる環境は海中だけでした。
原始の海には生命に必要な有機分子(
アミノ酸核酸塩基,糖,脂肪酸,炭化水素など)が豊富に存在していたと考えられています。
それは,星間物質に含まれ小天体と一緒に地球に到達したものもあれば,紫外線,荷電粒子,落雷などにより活性化されていた地球の原始大気中でできたものかもしれません。
起源はどうあれ生命の素材に溢れていた原始の海で生命は誕生しました。
生命の増殖に必要なエネルギーの観点から考えると,最初の生命が誕生した場所は海底火山の熱水噴出口付近であると学説が有力です。
マグマと接触した熱水には多くの硫化水素や二酸化炭素が含まれており,原始生命はそれらを還元してエネルギーを得ていたようです。

シアノバクテリアの出現(32億年前)
数億年ほど生命はさしたる進化をせずに自然に化学合成された有機物を利用して細々と命をつないできました。
しかし,32億年前に光を使用することによってエネルギーとなる有機物を作り出す光合成細菌(シアノバクテリア)が出現しました。
しかも
シアノバクテリアは光合成で有機物を合成するとき水素を必要とするため,水を分解し廃棄物として酸素を放出したのです。
この新しい生物は自分で有機物とエネルギーを作ることができるため,海底火山の周辺からその生息範囲を一気に拡大することができました。
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4)地磁気の発生

以下は地震と防災に関する市民グループのサイトにあった用語集から
http://www5d.biglobe.ne.jp/~kabataf/yougo/L_chikyuukankyou/yougo_chikyuukankyou.htm

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ヴァン・アレン帯・地球磁気圏

28
27億年前、地球磁場が急に強くなり、地球は強い磁場のバリアに囲まれるようになりました。
このバリアがヴァン・アレン帯であり、ヴァン・アレン帯によって太陽風から守られるようになったために今まで太陽光を避けて深海の暗黒の世界に住んでいた生物が浅い海にまで浮上し、太陽エネルギーを利用して光合成をするようになりました。
地球磁気圏の誕生と光合成生物の浅海への進出は地球の歴史として最も重要な出来事のひとつです。
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以下は判り易い解説 個人の頁の科学随筆
http://www.geocities.jp/msakurakoji/900Note/105.htm
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磁気圏の形成(27億年前)
さらに,27億年前に地球環境に大きな変化がありました。
鉄やニッケルでできた地球の核がゆるやかに流動し磁気を作り出すようになりました。

あたかも地球が一つの磁石であるかのように,地球を磁気のバリアが包むようになったのです。
それまで太陽風として地球まで到達していた生命に有害な荷電粒子(主に陽子・電子)はこの磁気圏のバリアに遮られるようになりました。
まだ致命的な紫外線は地表まで到達していますが,紫外線の届かない海面近くの環境でも生命が存在できるようになったのです。
これにより,光合成を行うシアノバクテリアはより安全に,より活発に増殖できるようになりました。
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5)オゾン層の形成
http://contest.thinkquest.jp/tqj1998/10098/noframe/2.html
 からの引用
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*オゾン層の形成
陸も生命も、ともに約40億年の歴史を持つ。
しかし、これらが結びついたのはほんの4億年前のことである。
それまで陸の上は生物のまったく存在しない、雑然としたところであった。
陸には太陽からの紫外線が直接降り注いでいたため生物は生きていく事ができなかったのである。
命の遺伝情報はDNAによって伝えられるが、紫外線はそのDNAを破壊してしまうのである。
しかし、海水には紫外線を和らげる働きがあったので、それまでも海の中では生物は生きていくことができたのである。 海の中では盛んに生物による
光合成が行われていた。
初期の大気には、現在の何十万倍ともいわれる量の二酸化炭素が含まれていた。
もちろん大気自体の量も現在よりずっと多かったが、その中に酸素はまったく存在していなかった。
最初に酸素が大気中に放出されたのは約20億年前である。

35
億年前にラン藻植物による光合成が始まって以来、それまで産出された酸素はすべて海中の鉄イオンと結合して酸化鉄になり、鉄鉱石として海底に蓄積され続けていた。
この鉄イオンは、主に地球が形成されたときに材料となった隕石に含まれていたものであったため、鉄イオンは今更大幅に増えることもなく、限りがくるのを待つばかりであった。
しかし酸素は次々と放出されていたため、やがて海中の鉄イオンはすべて使い切られてしまった。
そして、
20億年前、海の中で飽和状態に達した酸素はとうとう空中へ放出されるようになったのである。
空中に放出された酸素は、大気の上層部、高度約2050kmの領域でオゾンを生成し、地球全体を覆った。
オゾン層である。
オゾンは紫外線が酸素に作用することによって作られ、酸素は酸素原子2つから成るのに対し、オゾンは酸素原子3つから成る。
オゾン層は、紫外線を吸収する働きを持つ。
つまりオゾン層ができたことによって、生物が地上でも安全に生活できる環境が作られたのである。
これが、約4億年前おきた画期的出来事である。

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http://www5d.biglobe.ne.jp/~kabataf/yougo/L_chikyuukankyou/yougo_chikyuukankyou.htmからの引用
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オゾン層
オゾン層は、地表から2025km上空を中心に高度1050kmの範囲に広がる比較的オゾン濃度の濃い大気層で、ほぼ成層圏と重なっています。
酸素は太陽の紫外線によって酸素原子O~酸素分子O2~オゾン分子O3と一定の状態を保ちながら絶え間なく変化しています。
地球の歴史上、
10億年前以降になると藻類が浅海に進出することによって、大気中の酸素濃度は急速に増加しました。
酸素濃度の増加によって大気の上層でオゾン層が形成されると生物の生存にとって有害な紫外線が吸収・遮断され、生物の上陸が始まりました。
その結果、今まではげ山に近い状態の陸地にその後森林が形成されるようになり、陸地の景観は大きく変わります。
生物は、自ら地球環境を変え、生存領域を海から陸へと広げていきその結果、更に地球環境を変えてきました。
その根本にはヴァン・アレン帯の発生があります。
ヴァン・アレン帯の発生によって地球表面は生物に有害な太陽風から防御されるようになり、そのために生物が浅い海に進出できたからです。
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以下はWikipediaにあるオゾン層形成の歴史を抜粋して転載
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オゾン層形成の歴史
オゾン層は、46億年前に地球が誕生した当初から存在したわけではない。
誕生当初の地球の原始大気は、主に二酸化炭素からなり、酸素分子はほとんど存在しなかったため、オゾンもほとんど存在しなかった。
大気中に酸素分子が増え始めたと同時に、オゾンも増え始めたと考えられている。

原始大気には紫外線を吸収する物質が無いため、地上まで強い紫外線が降り注いでいたが、酸素濃度が上昇するとオゾンが増えて、地上に降り注ぐ紫外線の量は急速に減少していった。
しかし当時、オゾン濃度が高いオゾン層が存在したのは、成層圏ではなく地上付近であった。
これは、酸素濃度が薄いため、酸素を光解離させる紫外線が地上近くまで届くからである。
酸素濃度が上がると同時に、紫外線の到達できる限界高度が高くなり、これに伴いオゾン層も上空へと移っていった。
また、54,000万~53,000万年前のカンブリア爆発や、4億年前の脊椎動物の陸上進出(両生類の誕生)に関しても、生物に有害な紫外線を低減するオゾン層との関係が考えられている。
このころは、酸素濃度の上昇によってオゾン層の高度が高くなり、地上付近のオゾン濃度が低下した時期および、オゾン濃度が高くなり地上の紫外線が更に減少した時期に一致する。
ただし、カンブリア爆発の原因を、多細胞生物の接着分子の生合成に必要とされる酸素濃度の上昇や、浅海域の拡大による生物の生息範囲の増加に求める説もあり、オゾン層とカンブリア爆発の関連性は証明されているわけではない。
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6)多数の生命の発生時期:カンブリア爆発
http://contest.thinkquest.jp/tqj1998/10098/noframe/2.html
 からの引用抜粋
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およそ57500万年前からはじまる古生代のカンブリア紀になると、生物は爆発的な多様化をみせるようになった。
現在存在していう動物の体の構造の基礎ができあがったのもこの頃である。
この多様化の一連の中で初期の無脊椎動物から魚が出現した。 生物が陸上へ進出したのはこれより1億年以上後のことである。
生物は陸上でさらに多様な進化をしていった。
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7)現在の地球上の大気に関する解説

Wikipedia
からの引用・抜粋
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電離層:
大気中の原子や分子が主に紫外線を受けて光電離し、イオンが大量に存在している層。

中間圏と熱圏の間にあたる60km - 500km付近に存在する。 オゾン層:
高度約10 - 50km
成層圏の中にある。 磁気圏:
地球磁場と太陽風の圧力がつり合う境界の内側。高度1,000km以上。
太陽側は高度6 - 7km、太陽とは逆側に100km以上の尾を引く。
電離圏とは
磁力線でつながる。 磁気圏の中で地球に近い内側領域には太陽からの高エネルギー荷電粒子の密度が高い領域があり、これをヴァン・アレン帯 (Van Allen radiation belts)という。
放射線の放出が強い。特に赤道上空で顕著。

ヴァン・アレン帯は地球を360度ドーナツ状にとりまいており、内帯と外帯との二層構造になっている。
赤道付近が最も層が厚く、極軸付近は層が極めて薄い。
内帯は赤道上高度2,0005,000kmに位置する比較的小さな帯で、陽子が多い。
外帯は10,00020,000kmに位置する大きな帯で、電子が多い。
太陽風などからの粒子が地球の磁場に捕らわれて形成されると考えられている。
地球以外にも磁場を持つ惑星である木星、土星で存在が確認されている。


8)まとめると
46億年前 地球の誕生、原始大気
40
億年前 生命の誕生(海中)
27
億年前 地磁気の発生と
磁気圏の形成
10
億年前 浅海に藻などが進出、酸素放出開始
4
億年前  オゾン層の形成
5
億年前  
カンブリア爆発と呼ばれる多くの生命体の多様化
古代史を探ると、以上のような情報は得られる。
それでは、このWEBページに関連する電離層は何時で来たか・・・・・に関しては、残念ながら具体的な・明確な情報はネットの検索では得られなかった。

どなたか、情報を持っている方は、ご教示願いたい。


9
)追記 2013-3-22 佐藤勝彦本にある関連情報
佐藤勝彦著「ますます眠れなくなる宇宙の話」2011年宝島社発行には以下の記述がある。
*火星にはオゾン層はない。
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「火星には、生命はおろか、有機物すら見当たらなかった」--これがバイキング計画の公式の結論でした。
しかし、ランダーが調べた土壌はわずか1平方メートルの範囲であり、しかも表面の土だけでした。
大気中に酸素がなく、酸素からつくられるオゾン層をもたない火星では、太陽からの強い紫外線が地表に容赦なく降り注ぎます。
そのため、地表付近に有機物があったとしても、すべて分解されてしまうのです。
ならば、紫外線が届かない地中深くの土壌を調べない限り、生命の有無は判断できないはずだと、火星生命の存在を信じる人びとは主張しました。
結局、バイキングによる火星生命の探査は、最終的な答えを出すにはいたらなかったのです。
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*地球が磁場を持つようになったのは27億年前、オゾン層ができるようになったのは22億年以降 
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さて、38億年前に誕生したと考えられる最初の生命は、たったひとつの細胞でできた、非常に単純で原始的な生命でした。
これがどのようにして複雑化し、大型化し、知性をもつまでになったのか、その進化(生物進化)の歴史をざっと説明しましょう。
まず34億年前から32億年前ごろに、シアノバクテリアという原始的な細菌の仲間が現れます。
シアノバクテリアは水から酸素をつくりだす最初の光合成生物です。
原始地球の大気は窒素が主成分であり、酸素はほとんど存在しませんでした。

そして27億年前に、地球が磁場をもつようになります。
第二夜で火星の生命の歴史をお話ししたときにもふれましたが、磁場ができることで生命にとって有害な高エネルギーの粒子が地表に届かなくなります。
それまで高エネルギー粒子が届かない海底付近で生き延びてきた生命は、海面近くでも生活できるようになりました。
そのため、シアノバクテリアは海面近くで有効に太陽の光を利用して光合成をおこない、大気中に酸素を大量に放出するようになります。
ただし、できた酸素は地表の鉄成分を酸化するのに使われたので、すぐには大気中に酸素は増えませんでした。
酸素濃度の上昇が目立つようになったのは、今からおよそ22億年前のことだと考えられています
****************************
この本は非常に面白い本です。
電磁波の問題とは関係なく、一般的な宇宙の話として、一読を薦めます。


10
)追記:2013-5-28 二間瀬本にあった火星の磁気
二間瀬敏史著「日本人と宇宙」朝日新書2013年発行に以下の記述がある。
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外惑星である火星は太陽から受ける熱エネルギーが地球より少ない上に、保温効果を持つ大気が希薄なので、熱が宇宙に逃げてしまいます。
そのため、火星表面の平均気温は摂氏マイナス55度ほど。
さらに、大気が薄く、磁場も弱い火星では、生命に有害な紫外線や放射線が地表に大量に降り注ぎます
このように火星の環境は生命にとって非常に過酷なので、高等生物がすんでいる可能性はゼロでしょう。
*****************************
この本は非常に面白い本です。
電磁波の問題とは関係なく、一般的な宇宙の話として、一読を薦めます。
この二間瀬本の記述を基にすると、火星には磁気があっても弱く、地表面まで宇宙や太陽からの放射線や紫外線が降り注ぐので、地表面にも電離されたイオンなどが存在し、地球のような地上の上空に電離層が形成されず、シューマン共振の空洞となる領域はできていない、と言えます。
すなわち、シューマン共振の空洞となる領域の形成は、最初に惑星に磁気が発生し、磁気圏を形成されて後の事と言うことができます。

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9章:シューマン共振が発生するような地球の上空に電離層ができた時期の推定

記: 2013-2-5   更新:2013-2-7
電離層は太陽などからの紫外線による光電離作用で大気成分がイオン化した層である。
以下はBEMSJの推論である。
前章で述べたように、40億年前に誕生した地球にはメタンなどの大気はあった。
この大気が太陽からの紫外線で電離したとすれば、地球誕生当初から地球上に「電離した層」が存在したと言える。
ただし、当初は太陽風・紫外線などが地面まで降り注いていたとされる(このために生命は海水中でのみ存続できた)ので、「電離した層」は地球の上空ではなく、地面にまで接していたと推定できる。


27
億年前に地球内部の構造が安定化し(?)、地球がダイナモとして働くようになり、このダイナモで地磁気が発生した。
地磁気によって磁気圏が形成され、高速の荷電粒子などの太陽風が遮断されるようになった。
これで、生命体は浅海で生存することができるようになり、太陽光の光合成作用を利用して酸素を放出する生命体が増えた。
海水に溶け込む量を超えた酸素は大気中に抄出され、地球上に酸素の量が増え、オゾンが増えた。
オゾンは太陽からの紫外線を遮蔽してくれるので、地球上の生命体は浅海から陸上などで住むことができるようになり、結果として地球上の酸素は増え、オゾンは増え、オゾン層は上空に達した。
電離層は紫外線による大気のイオン化で形成されるので、オゾン層より下層(大地側)には形成されず、オゾン層より上空に電離層は形成される。
現在のオゾン層と電離層の関係は、そのようになっている。
このWEBページの主題であるシューマン共振の話に戻ると、シューマン共振は大地と絶縁層を隔てて上空にある電離層との間の、空洞共振である。
シューマン共振が成立するためには、電離層はある程度上空に存在しなければならない。
従って、シューマン共振が可能な条件になったのは、古代史で言えば、オゾン層の形成後であり、少なくとも地磁気が発生した27億年前より新しい時期と判断することができる。
40億年前に海水中で生命が発生した頃は、まだシューマン共振波が発生する条件は整っていなかった、と推定することができる。
*参考:他の惑星の電離層と地磁気
惑星では地磁気は地球の他に、木星にもあるとされる。
金星には地磁気はないとされる。
2013
131日にESAが発表した金星の電離層の画像を以下に転載する。
129日、欧州宇宙機関ESA)はESAビーナス・エクスプレス宇宙船が撮影した、
太陽風の影響下にある金星の電離層の比較イメージを発表した。
 
 
これらの図を見ると、金星には地磁気がないので、またオゾン層もないので、電離されたそうは金星表面にも達しているように見える。
また、太陽と反対側の赤道付近では、黄色に塗られた電離層の濃度に変化が見られ、電離層に穴が開いているようにも見える
金星ではシューマン共振は発生しそうにないと思える。

*土星における地磁気とシューマン共振
土星には地磁気がある。
土星磁気圏:土星表面での磁場の強さは地球より少し小さい。
しかし、土星磁気圏の大きさは地球磁気圏の約17倍です。
磁場の強さは地球と同じ位で、自転周期は木星と比べて少し小さいことから、地球・木星と異なる磁気圏を形成します。

土星には大気がある。水素を主成分とする大気があり、アンモニアの氷の粒でできた雲が存在しています。
こうしたことから、土星には電離した層・電離層があることは想定できる。
以下の論文は、基本的に土星における比較的高い周波数の電磁波に関する研究論文であるが、数行だけであるが、土星におけるシューマン共振に触れた記述がある。
掲載誌:GEOPHYSICAL RESEARCH LETTERS, VOL. 38, L08206, 2011タイトル:The search for Titan lightning radio emissions 土星の雷による無線周波数電磁波発生に関する研究 
研究者:G. Fischer and D. A. Gurnett土星の観測記録によれば、11.5kHzまでの観測データの中に、雷に関係すると思われるデータが含まれている。
音声観測データには記録されていないので、雷の発生と断定はできないが、36Hzの電気信号が記録されている。
この36Hzは、土星の電離層の空洞層におけるシューマン共振の可能性があるが、まだ確認はされていない。研究者によっては肯定と否定に分かれる。

 
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10章:荻野晃也著にある生命発生とシューマン共振の検証

記:2013-2-5
荻野晃也著「健康を脅かす電磁波」緑風出版 2007年発行には以下の記述がある。
「生命が誕生したと言われている前カンブリア紀には雷雨や噴火などが激しく、低周波の電磁波も強かったと思われることから、シューマン共振・電磁波と太陽の光で生命が誕生したのではないだろうかという学説もあるくらいです。」   と。
この論は、以下の2点が誤っていると言える。
その1:「生命が誕生したと言われている前カンブリア紀」 という記述がある。
古代史の記述では前カンブリア紀という呼称はない。
先カンブリア時代 と記述するのが正しい。
その2:先カンブリア時代にシューマン共振が生命誕生の源になった とある。
9章で記述したように、地球に生命が誕生した40億年前といった時代には、地球上にシューマン共振波が発生する条件として、上空に電離層が形成されていたとは言えない。
40
億年前の生命誕生時には、地球にはまだシューマン共振が発生する条件は整っていなかったと推定できる。
従って、シューマン共振波電磁波が地球に生命誕生のエネルギー源になったとは、言うことができない
追記:2013-8-11前述の荻野晃也著で「生命が誕生したと言われている前カンブリア紀には雷雨や噴火などが激しく、低周波の電磁波も強かったと思われることから、シューマン共振・電磁波と太陽の光で生命が誕生したのではないだろうかという学説もあるくらいです。」   とある。
太陽の光が海の中にどの程度の深さまで届くか、以下の情報が判りやすく解説してくれているので、引用して、紹介する。
********* メルマガからの引用です **********************

Date: 11 Aug 2013
Subject:
「深海」を訪ねて
From:
■■■■
TO: undisclosed-recipients:
各位            平成25(2013)8
残暑お見舞い申し上げます。
(略)
この折り、水に涼を求める心境もあり、また、もともと関心がありましたので、上野の「国立科学博物館」の「特別展 深海」に足を運んで参りました。
(略)
さて、その深海の話に入りましょう。
第一の疑問:深海は暗闇の世界というのに、なぜ生きものがいるのか?
おおよそ水深200mを越すと、物が見えなくなると言います。
つまり、そこは太陽光が届かず、暗闇の世界となります。
地球表面の7割を占めると言われる海の平均水深は約3800mと申しますから、海のほとんどが実は深海であるとも言えましょう。
そして、この深海には結構生き物がいます。
何故か、それが私自身長年抱いてきた疑問でした。
光が届かなければ、生物の発生の始まりである光合成が起きません。
光合成があって初めて植物が生まれ、つまり、海ならば植物プランクトンが出来て、次いで、それを食する動物プランクトンが発生、今度は、それを餌にする肉食型の小動物が登場して言う風に、食物連鎖が起きて、生物界が形成されて行きます。
では、太陽光がほとんど届かない深海では、光合成が起きない以上、そこは無生物の闇が広がっているはずなのに、実際はそうではないことについて、この特別展の展示は、丁寧に答えてくれました。
まず、確かに太陽光は減衰し、水深200m辺りまで来ると、凡そ1%程度になってしまい、人の目では何も見えなくなるが、海の生き物にはその僅かな光を感知することが出来る物がいて、それは、およそ1000mの深さにまで見えているとの事でした。
そして、200mから1000m位の深さまでを薄明帯と言い、その全体を有光層と呼ぶとのことでした。
そして、この言い方は、有光層までは、光合成が僅かながらも有り得ることを示唆する印象があります。
太陽光の減衰について、もう一つ教えられたことは、光のスペクトルの内、波長の長い赤い光は海面から数mのところまでで、直ちに吸収されるとのことでした。それは、ほとんど表層水の温度上昇に使われてしまい、波長の長い緑から青色の可視光が深く差し込んで、光合成に利用されると言うのです。
そして、とりわけ青色の光が薄明層まで達すると申します。
この辺りの、海中に入る太陽光と光合成の関係についての解説は魅惑的でした。
かくて、生命を育む光合成は、光が良く届く浅い海で盛んであるのみならず、それより遙かに少なくなるけれども、深い有光層でも有り得ると言う感じのようなのです。
***********************
 
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11章 シューマン共振に関するニール・チェリーの説の検証 その1 

最初の公開:2013-2-6  更新:2013-2-11
ニール・チェリーは以下の論を唱えている。

http://www.feb.se/emfguru/EMF/genotoxic/Genotoxic-EMR-paper.htm
 にあった内容
2013-1-23のログ
Evidence that Electromagnetic Radiation is Genotoxic: The implications for the epidemiology of cancer and cardiac, neurological and reproductive effects Dr. Neil Cherry June 2000
For presentations in May to NZ Parliament and June 2000 in Italy, Austria, Ireland and at the European Parliament in Brussels Environmental Management and Design Division  Canterbury, New Zealand以下はシューマン共振に関する部分を抜粋する。
The Bioelectrical nature of biology: Neurological Electrical Sensitivity: 神経の電気的な感度
Coherent thoughts and synchronized biological processes involve a structured set of low frequency electrical signals that are monitored as the electroencephalogram (EEG). Figure 2 shows the spectrum of an awake EEG signal. 首尾一貫した思考と同期した生体過程はEEGとしてモニタされる低周波電気信号の組み合わされたセットに関連する。
2に目が覚めている時のEEG信号の周波数スペクトラムを示す。

Figure 2: A typical EEG spectrum, with the Schumann Resonance peaks superimposed. 2:典型的なEEGのスペクトラムとシューマン共振波の中心周波数
<吟味:脳波EEGとして頭皮で観察される電圧の周波数成分と、シューマン共振周波数の周波数帯域が重なっている、ということは事実であろう。
しかし、それだからと言ってシューマン共振波電磁界が人の脳を動かしているとは言うことができるとは言えない。
脳波のα波(8-13Hz)の場合であっても、脳が8-13Hzで動いている訳ではない。
脳の各神経組織はバラバラに動いており、バラバラに動いた結果として、頭皮の部分に伝わる神経組織の動きの総和としてα波が観測されているのである。>


Figure 3: Daytime Schumann Resonance Spectrum, Polk (1982). 3:日中のシューマン共振のスペクトラム Polk1982)から引用
<吟味:このカーブはPolk1982年の研究からの引用とされるが、元をたどればKonig1974年の論文にあるカーブであり、1972年の観測データがオリジナルであろう。>

It is proven, but not well known, that human brains detect, use and react to natural low frequency signals, the Schumann Resonances, König (1974).
They have a similar frequency range to that of the EEG, Figure 3.
これは証明されていることであるが、良く知られていないことで、人の脳はシューマン共振波の自然界にある低周波電磁界に反応し、利用し、検知している(Koning1974年研究)。それらは図3に示すEEGと同じ周波数範囲にある。
<吟味:Konig1974年の論文で、脳はシューマン共振波を検出し、利用し、反応していると言い切ってはいない。
シューマン共振波の強度と脳の反応時間が関連していることを見出し、3Hz10Hzの電磁波を曝露することによって、人は影響を受けている可能性を見出しているに過ぎない。>
The Schumann Resonances are global signals that radiate from tropical thunderstorms.
They propagate around the world within the cavity created by the earth and the ionosphere.
The intensity and spectrum of the Schumann Resonances vary markedly from day to night and with solar activity.
シューマン共振波全地球的な信号である。それは、熱帯地方の落雷によって放射されている。
それは、地球の大地と電離層の間に形成された空間を、全世界に渡って、伝搬している。
シューマン共振の周波数スペクトラムと強度は日中と夜間では、また太陽の活動によって変化する。
<吟味:この部分は正しい。>

At night both the EEG and the Schumann Resonances are dominated by very low frequencies (<5 Hz)
夜間では、人の脳波EEGとシューマン共振は5Hz以下が主要な周波数となる。
<吟味:この記述にある「5Hz以下」はおかしい。タイプミスかと思ったが、ニール・チェリーの論文の原文を見ても5Hzになっている。
シューマン共振の周波数は夜間といえども5Hz以下と言った周波数には下がらない。
夜間の寝ている人の脳波は睡眠の状況によって異なるがδ波(13Hz)が現れることは確かである。
したがってニール・チェリーの説は誤っていると言える。>

With the coincidence of the frequency ranges, some of the high frequency peaks and the diurnal variation of the EEG and Schumann Resonances, it is biologically plausible that there is a resonant interaction between, and EEG reaction to the changing Schumann Resonance signals.
脳波の日変化と高い周波数成分は、シューマン共振波とは周波数帯域が偶然にも一致しており、脳波とシューマン共振波は共鳴するような相互作用を持っていて、脳波はシューマン共振波に反応している可能性がある。
<吟味:この部分のニール・チェリーの論はおかしい。
夜間で寝ている人の脳波は前述のように5Hz以下になるが、地上のシューマン共振周波数は8Hz程度であり、相互作用の関連性は薄い。
人が頭を使っている状態では相対的にベータ波(14Hz以上)が現れ、使っていない状態には相対的にアルファ波(8-13Hz)が現れる。
また、「脳の活性度が高くなるとβ波はどうなるか?大脳皮質の活性度が高くなると、たくさんのニューロンにおけるシナプス後電位の分散性が高くなるために、α波だけでなく、原則としてすべての脳波の振幅は減少する傾向を示す。」とされる。
ということから、日中に頭を使わずにぼーっとすればα波が出て、頭を使えばβ波が出るということから、日中にも存在するシューマン共振波との相互作用があるというニール・チェリーの説は疑わしい。>
This biological plausibility is significantly strengthened by the observation that mammal brains contain and use phase-locked loop circuitry to detect and react to incoming ELF signals, Ahissar et al. (1997).
Hence our brains contain a highly efficient, tuned FM receiver, Motluk (1997).
この生物学的な可能性は観察研究によって十分に強化された。その研究は、Ahissarらの1997年の研究で、哺乳類の脳はPLL回路を内蔵して利用しており、入ってきたELF信号に対して検出と反応を起こしている。
したがって、我々の脳は高い効率を持つ同調可能なFM受信機を持っている(Motluk1997年研究)。
<吟味:Ahissar1997年の論文はまだ読んでいない。>
Konig (1974) reports on the results of an experiment carried out at the Munich Transport Exhibition of 1953, Figure 4.
About 49,500 people were recorded in a visual reaction time experiment.
Their reaction times were extremely highly correlated with the intensity of the Schumann Resonance signals.


Konig
1974年の研究では、1953年のミュンヒン交通博覧会で行った実験結果を報告している。図4に示す。
49500名が参加した視覚反応実験結果である。
彼らの反応時間はシューマン共振波の強度と非常の高く相関している、
 
Figure 4: Human reaction times are causally correlated with natural variations in the Schumann Resonance Intensity, Konig (1974).
The mean Schumann intensity (Relative Schumann Intensity =0.5) is 0.65mV/m or 0.1pW/cm2.
The range is 0.2 to 1.2 mV/m (0.01 to 0.4pW/cm2).


4;人の反応時間はシューマン共振波の強度の自然界における変化と因果関係を示す相関がある。
平均シューマン共振波の強度(相対シューマン共振強度=0.5)は0.65mV/m0.1pW/cm2、範囲は0.2から1.2mV/m0.01から0.4pW/cm2)である。
<吟味1:ニール・チェリーの図4Konig1974年論文にある図から、数値を読み取ってグラフを書きなおしたものであろう。
下にBEMSJが行った書き直したグラフを示す。
 
 
どうやってシューマン波の強度を変えてKonigは実験を行ったのか?
交通博覧会という様々な展示が行われ、様々なノイズの多い環境で、非常に微弱なレベルのシューマン共振波の強度を如何に制御して、実験を行ったのか?
Konig
1974年論文を読むと、交通博覧会の会場で午前11時頃から午後6時頃までの間で、人の反応時間を測定した。
同時に離れた罰の場所でシューマン共振波の強度の測定を行った。
そして時間によって変化するシューマン共振波の強度と、時間を変えて測定した人の反応時間のデータを並べて、相関関係がある、結論付けている。
さて、人の反応時間は午前11時から午後6時までの間、様々な因子で変化するであろう。
そうした様々な因子をきちんと制御しないで、単に相関関係を見出しただけの、研究である。
全く無関係とは断定できないが、このKonig1974年の論文にあるデータだけでは、シューマン共振波が人に影響を与えているということは出来そうもない。>


<吟味2:ニール・チェリーは図4のシューマン共振の強度は0.65mV/m・・・・と記述しているが、Konig1974年論文にはそうした記述はない。
よってニール・チェリーは誤って記述していることになる。
交通博覧会での実験ではない、別の実験室での実験報告に、0.65mV/m・・・という数字が出てくる。
ニール・チェリーは異なる実験を混同していると言える。>
This result was confirmed by laboratory experiments that showed that 10 Hz signals significantly and consistently increase the reaction speed and 3 Hz signals slowed them down, Konig (1974).
These results were independently confirmed by Hamer (1966, 1969).
Hamer observed that human reaction times were significantly altered at exposure levels down to 4mV/m, 4.2 pW/cm2.
This is approaching the level of the Schumann Resonance signal, which averages about 0.08mV/m, 0.1pW/cm2.
この結果は10Hzの信号が有意に、首尾一貫して、反応時間を早めるという実験室での実験、そして3Hzの信号では反応時間は遅くなるという実験室での実験(Kinig1974年の研究)で確かめられている。
これらの結果は、Harmer1966年・1969年の研究で、独立した研究で確かめられている。
Hamer
は曝露レベルが4mV/m4.2pW/cm2まで下げても、人の反応時間が有意に変化することを観察している。
この実験ではシューマン共振信号を0.8mV/m 0.1pW/cm2まで下げて行われた。
<吟味:Hamerの研究はKonig1974年論文に一部が引用されている。
ニール・チェリーの引用は正しい。
しかし、10Hz3Hzの電界を曝露した場合の実験室での実験では、外部のシューマン共振波(電界と磁界)やその他の電気的なノイズをきちんと排除して、曝露実験を行ったのか?疑問が残る。>
These experiments give substantial proof that extremely small natural and artificial ELF signals interact significantly with human brains.
The signal level of this interaction is 2,000,000,000 times below the ELF standard.
This standard is based on avoiding acute shocks and not on avoiding proven neurological effects.
The maintenance of the standard is obtained by ignoring or rejecting any and all evidence that contradicts it.
これらの実験は、非常の低い自然界と人工的なELF電磁界が人の脳に有意に影響を与えているという確固たる確証を与えることになる。
この相互作用をもたらす信号強度は、ELF曝露基準の20億分の1である。
曝露基準は急性の電気刺激を防護することを論拠としており、神経への影響を防護していない。
基準の維持は矛盾するいくつかの・全ての確証を無視・排除することによって行われてきた。
<吟味:4mV/mでの実験が正しく行われたものであれば、現在の低周波電界(50Hz)の曝露基準を5kV/mとすれば、1,200,000分の1の低レベルでの影響と言える。
0.8mV/m
としても6,000,000分の1である。
8Hz
のシューマン共振周波数の電界の曝露基準値として10KV/mと比較してもまだまだ桁数が足りない。
どうやってもニール・チェリーのいう20億分の1にはなりえない。
マイクロ波の曝露基準として0.2mW/cm2と持ってきて、0.8mV/m=0.1pW/cm2と比較すれば20億分の1になる。
もしかして、マイクロ波などの高周波の曝露規定の電力値をシューマン共振波と言った低周波の曝露規定と比較したのかもしれない。
こうなると、ニール・チェリーは高周波と低周波の曝露の違いをまったく理解してはいない、という恐ろしい結論に至る。>
These early German researches were done at the Technical University of Munich and the Max Planck Institute, König (1974) and Wever (1974), respectively.
This gives a very strong basis for this paradigm shift that recognizes the exquisite sensitivity of the human brain and its regulation and synchronization by these very weak naturally occurring signals.
これらの初期のドイツの研究は、ミュンヒン工科大学とマックス・プランク研究所で行われた(Konig1974年研究とWeberの1974年の研究)。
これは、人の脳の絶妙な感度と、自然界に発生している微弱な信号への同期と制御を認めるという、パラダイムシフトの大きい基礎を与える。
<吟味:Weber1974年の論文はまだ読んでいない。>
参照論文:
Polk, C., 1982: "Schumann Resonances". In: CRC Handbook of Atmospherics, Ed: Hans Volland. Boca Raton, Florida: CRC Press, 111-177. Ahissar, E., Haidarliu, S. and Zacksenhouse, M., 1997: "Decoding temporally encoded sensory input by cortical oscillations and thalamic phase comparators". Proc Nat Acad Sci USA 94:11633-11638.
Motluk, A., 1997: "Radio head: The brain has its own FM receiver". New Scientist, 25 October 1997, p17
König HL. 1974, Behavioural changes in human subjects associated with ELF electric fields. In Persinger MA, editor. ELF and VLF electromagnetic field effects. New York, Plenum Press
Hamerの文献はリストに見えない。
Wever R. 1974, ELF-effects on Human Circadian Rhythms. In: Persinger MA editor. ELF and VLF Electromagnetic Field Effects. New York, Plenum Press. p 101-144.

 
 
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12章:参考情報:脳波(脳電図)に関する一般情報

記:2013-2-9
脳波に関する一般的な医学知識の抜粋です。
シューマン共振波と周波数が近いということで話題になる脳波に関する一般的な知識をまとめてみました。
主な説明は医学関係のサイトからの引用・抜粋をしています。
1)Scholarpediaの百科事典のサイトから
http://www.scholarpedia.org/article/Electroencephalogram
 
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 多くの電極を頭部に取り付けて脳波を観察する
Figure 1: A geodesic net with 128 electrodes making scalp contact with a salinated sponge material is shown (Courtesy Electrical Geodesics, Inc).
This is one of several kinds of EEG recording methods. Reproduced from Nunez (2002)
 
Figure 2: (Upper) Alpha rhythm recorded from a healthy relaxed subject (age 25) with closed eyes using an electrode on the neck as reference.
Four seconds of data are shown from four scalp locations (left frontal-channel 30; right frontal-channel 26; left posterior-channel 108; right posterior-channel 100).
The amplitude is given in microvolts. This EEG was recorded at the Brain Sciences Institute in Melbourne. (Lower)
The corresponding amplitude spectra based on the full five minute record reveals dominant activity in the alpha (8-13 Hz) band.
Reproduced from Nunez and Srinivasan (2006)
頭部4か所で測定したα波(813Hz)の脳波の時間軸で見たグラフ(上)と周波数スペクトラムでみたグラフ(下)
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2)株式会社 メディカルシステム研修所のサイト
http://www.kenn.co.jp/text/eeg_text.pdf
にあった内容
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脳波とはなにか(脳波の基本的な性質)マクロ的電位変動
通常「脳波」といっているのは、頭皮上に付けた巨視的な電極から導出した電位変化を縦軸に、時間経過を横軸にとって記録したものと定義されています。
ここで、巨視的というのは、大脳皮質のかなりの範囲から発生する電位変化を、距離的に離れた位置から積分値としてマクロ的にみているという意味です。
頭皮上に皿電極を付けた場合、頭皮や頭蓋骨、何層もの膜や髄液などを経てかなり離れた距離にある大脳皮質からの電位を受け取ることになります。
ひとつの電極に入力されるのは電極の直径のおよそ3倍(約3cm)程度に相当する範囲の大脳皮質からの電位であり、そこに含まれる神経細胞は数100万個にもなるといわれます。
結局、脳波はこれら膨大な数の神経細胞が発生する電位の集積を見ていると考えられます。

 
 
ばらつきの程度
脳波がこのようなマクロ的電位である以上、頭皮上から観察される脳波は、大脳における各神経細胞が発生した電位変化の時間的な重なり合い具合(時間的分散性)、および、その範囲(空間的分散性)の影響を強く受けたものになります。
結局、脳波とはたくさんの神経細胞が発生する電位のばらつきの程度(同期性の程度)を反映したものといえます。
大脳はつねに多くの情報の複雑な処理を行っていますから、正常に働いていればいるほどこのばらつきは大きくなり、ある特定の波形となることはほとんどありません。
したがって、覚醒していてある程度活発に働いているとばらつきが大きくなって重なり合わないため、脳波は細かな変動でかつ振幅は小さくなりβ波の状態に、逆に休んでいる状態ではばらつきが少なくなってある程度同期しゆっくりとした変動で振幅は大きくなってα波の状態になります。
また、睡眠時あるいは病的な機能低下の状態では、情報処理の程度がさらに低下しばらつきが少なくなって、より低い周波数で振幅は大きくなる傾向を示します。
逆になんらかの原因で多くの神経細胞が過剰に同期して活動すると、てんかんのスパイクのような大振幅の特定の形状の波形になります。

 
 我々が脳波として観測し得る波形は、10Hz のα波で1周期0.1sec、β波領域の30Hz でさえ1周期0.03sec程度であることから、持続時間が1msecときわめて短い神経細胞の活動電位そのもの、あるいはその集積と考えるには無理があります
現在では、数多くのシナプスにおけるシナプス後電位が集積されて比較的ゆるやかな脳波の波形を形成しているという考えが有力です。
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3)大阪大学大学院 生命機能研究科 認知脳科学研究室のサイトにあった情報
http://www2.bpe.es.osaka-u.ac.jp/ackamaracka/gamebrain.php
 
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ゲーム脳と脳波
複数のニューロンが同時に活動すれば一つの大きな脳波となり、ばらばらに活動すればいくつもの小さな脳波となります。
このようにして脳波は変化します。
また、「神経科学―脳の探求―」(ベアー コノーズ パラディーソ 著)によれば活動するニューロンの数の変化も脳波の変化に影響するようですが、単一ニューロンの活動頻度の変化も同様に脳波の変化に影響するものと思います。

図3 脳波
 
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4)ミユキ技研のサイトにあった情報
http://www.miyuki-net.co.jp/jp/seminar/solveBrainfunc/solveBrainfunc.shtml#Chapter3

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Vol.8
研究のための脳波の基礎知識
変化する脳波:
脳波は0.5Hzから30Hzまでの周波数範囲の変化をもつ20-70μVの波型信号ですが、いろいろな状態で変化します。
例えば目をつむると8-12Hzのアルファ波と呼ばれる波形が後頭部優位に出現しますし、計算問題など脳を使うとアルファ波が減って13Hz以上のベータ波が出現します。
その他、眠くなると振幅が小さくなり、スピンドルやハンプといった特徴的な波形が出現します。
深い眠りでは2Hz以下の大きな波形が優位になります。
一般的に脳波は0.5Hzから30Hzまでの周波数で50μV位の波形として記録されますが、これは頭皮での記録であり、実際の脳波はもっと振幅が大きく、高い周波数も含まれています
それらの波形は脳や髄液、頭蓋骨を経由して頭皮ではそれらの集合電位として、電位は減衰し周波数の低い脳波として記録されるわけです。
私たちが普段接している脳波は0.5Hzから30Hzの信号成分の脳波です。
しかし、脳から出ている脳波はこれだけではありません。
0.5Hz以下の脳波も30Hz以上の脳波も存在しています。

Hans Berger
によって発見された脳波は、0.5Hz30Hzの周波数範囲を持つ脳の電気的活動です。
しかし、今まで述べてきたように脳から発生している電気活動には、これらの周波数以外の電位活動もあることが立証されています。
それは0.5Hz以下の低周波成分と30Hz以上の高周波成分です。
これらの成分の脳波をすべて増幅できる脳波計をフルバンド脳波計またワイドバンド脳波計といいます。
これは非常に新しい用語ですが、最近の脳波の研究はむしろこれらの成分に移ってきています。
通常の脳波は、脳内での神経活動によるインパルスの集合電位が頭皮上で記録されたものです。
従って記録された脳波はあくまでも頭皮上の電位であり、その結果がそのまま脳内の状態を表わすわけではありません。
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5)Wikipediaから

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名称 読み 周波数帯域 δ波 デルタ波 1-3Hz θ波 シータ波 4-7Hz α波 アルファ波 8-13Hz β波 ベータ波 14-Hz一般に健常者では、安静・閉眼・覚醒状態では後頭部を中心にα波が多く出現する。
また睡眠の深さ(睡眠段階)は脳波の周波数などに基づいて分類されている。
健常成人の安静覚醒閉眼時では、後頭部優位に出現するα波が基礎律動となる。
25
65歳の正常成人では911Hzのαが後頭部優位に出現し、開眼、光、音刺激などで抑制される。周波数の変動は1Hz以内である。
α波を基準としてそれよりも周波数の遅い波形を徐波、周波数の早い波形を速波という。
振幅は正常人は20μV - 70μVであり、これを中等電位という。
20
μV以下で低電位、100μV以上で高電位ということがある。30mm/sec50μV/5mmで記録されることが多い。
α波
α波は頭部後方部分に覚醒時出現する8Hz - 13Hzの律動であり、精神的に比較的活動していないときに出現する。
注意や精神的努力によって抑制、減衰する。加齢により徐波化する傾向がある。
α波の発生説にはいくつか存在するが、Andersenらの仮説では皮質のα波は視床からの入力によるものであり、視床におけるペースメーカが皮質リズムを形成し、視床の反回性抑制ニューロンがリズムの周波数を作っているとしている。

Nunez
らの説では皮質と皮質間を結ぶ長い連合線維によって生じるとされている。
Andersen
らの仮説では視床ニューロン群に発生する脱分極、過分極からなるシナプス後電位の律動性振動によって作られる。
脳波律動の周波数は視床ニューロンの膜電位水準に依存している。
開眼により覚醒度が上がると脱同期状態となりβ波が出現する。
中等度の過分極状態では睡眠紡錘波、深い過分極ではδ波となる。
この視床ニューロンの膜電位水準は覚醒レベルを調節する脳幹網様体ニューロンの活動性で制御されている。
β波
β波は14Hz以上の律動を示す。
30Hz
以上でγ波と分類することもある。
もっともよく認められるものは前頭部から中心部に記録される。
多くは30μV以下である。その起源は扁桃体や海馬が考えられているが明らかになっていない。
θ波
θ波は4Hz - 8Hzの律動を示す。
α波が徐波化して出現する場合は後頭葉優位であり、傾眠時は側頭葉優位に出現する。
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6)脳波のなぜ ME技研のサイトから
http://www.kenn.co.jp/qa/eeg/eeg_1.htm
 にあった内容
Q1;アルファ(α)波とはなにか? 
1929年にドイツのHans Bergerによってベータ(β)波とともに命名された。 脳波の中でもっともポピュラーな名前であり、あまりに有名でかつ覚醒時の正常脳波の中で唯一はっきりした波形をとるがゆえに、医学分野以外においては、時としてその本質を逸脱した扱いをされていることもある波形でもある。
アルファ波は、覚醒、安静、閉眼の条件下で後頭部優位に出現し(ただし、開眼でもぼんやりした状態では出現することがある)、左右の差は少ない。
正常成人においては10Hz中心に分布し、911Hzの範囲に多くの人が含まれる。
振幅は50μV程度で、大きくても100μVくらいである。
その成因については次のような仮説が考えられているが、いまだに確定されたものはない。
アルファ波のほぼ10Hzのリズムと漸増漸減現象からみて、以上の諸要素の組み合わせによるのではないかとする考えもある。

(1)
ニューロンの自発的活動によるとする説   大脳皮質のニューロン自身が10Hzくらいの自発的な律動性を持っており、大脳皮質が活動的でない時には多くのニューロンが同期して律動するというもので、その原因としてニューロンは一度興奮するとその後100msec近く興奮しにくい時間があるとする考えもある。 

(2)
脳幹部視床のペースメーカ機能によるとする説   脳の深い所にある視床にそもそもの発振回路があり、それによってコントロールされているという考えで、そのペースメーカの所在についても、視床の中のどこであるかについていくつかの説がある。

(3)
大脳皮質と脳幹部視床間の反響回路によるとする説   この間の多数のシナプス結合回路を経て活動電位が巡回するのに100msec程度かかることによるという考えである。
Q2;アルファ波抑制(α-Attenuation)とはなにか?
脳波は大脳皮質のたくさんのニューロンにある、さらに膨大な数のシナプス結合での電位(シナプス後電位)の集合と考えられている。
したがって、その空間的および時間的分散性のために一定の形状の波形にはならないのが常である。  大脳皮質の 活性度が低下した時にはある程度の同期性がみられ、その代表的な状態が睡眠時の脳波である。 覚醒時においては、安静閉眼時にある程度同期性の高くなった波形であるα波がみられる。
開眼することによって視覚情報を処理したり、何かを考えるなど精神的な負荷がかかったり、緊張すると、分散性が高くなる結果、同期性が低くなってα波の振幅が減少したり、消滅したりする。
これが、α抑制とか、α-Attenuationといわれる現象である。
Q3の図は、開閉眼による脳波の違いを解析したものである。
また、下の図は、精神的負荷として暗算をした時の脳波である。
閉眼状態で、波形の中央部分から左側は安静時、右側は暗算中である。
暗算中は閉眼であるにもかわわらず、α波が抑制を受けていることがわかる。

 

Q3;脳の活性度が高くなるとβ波はどうなるか?
上記のような理由によって、大脳皮質の活性度が高くなると、たくさんのニューロンにおけるシナプス後電位の分散性が高くなるために、α波だけでなく、原則としてすべての脳波の振幅は減少する傾向を示す。
開眼したり、精神的な負荷がかかったりした時、α波に変わって“β波が出てきたように見えるのは、α波にくらべてその減少の程度がはるかに少ないため残存して、相対的に目立って見えるだけである。 時にβ波が強く現れることもあるが正常者では多くはない。 下図は、開閉眼をした時の脳波と、そのパワースペクトル分布、および各周波数帯域の含有量と含有率である(各グラフのスケールは同一であるので、そのまま比較可能)。 これによって、以下のようなことが分かる。 1)α波は閉眼時に大きく、開眼時には大幅な抑制を受けている。波形、スペクトル分布、含有量のいずれでも明瞭。 2)β波も、開眼時には減少している。波形では分からないが、含有量では明白で、スペクトル分布でも分かる。 しかし、含有率では明らかに増大しているので、波形上での印象は、β波が目立って見える。
(1)閉眼時の脳波(カーソル部分)の解析結果
左から、脳波原波形、パワースペクトル分布(上:C3,C4、下:O1,O2)、含有量(上)、全帯域に対する含有率(下)  スペクトル、含有量、含有率は、赤:α波、ピンク:β波、黄:θ波、緑:δ波である。

 


(2)開眼時の脳波(カーソル部分)の解析結果
 
 
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7)デジタル・メディック社(脳波計の製造販売会社)のサイトから
http://digital-medic.com/youcan
 にあった内容
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脳波で何がわかるの?

 
脳波でわかることは「頭を使っているか、使っていないか」です。 脳波はアルファ波、ベータ波、シータ波などの成分に分ける事ができます。
頭を使っている状態ではベータ波が現れ、使っていない状態にはアルファ波が現れます。
また脳の弛緩(傾眠)状態ではシータ波という波形が増えてきます。

 
「頭を使っている状態」とは、何らかのストレスがかかっている状態であり(緊張、興奮、思考など)、
「頭を使っていない状態」とは、覚醒度の低下している状態かあるいは、リラックスしている状態と言えます。

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8)北里大学のサイトにあった睡眠時の脳波

http://bme.ahs.kitasato-u.ac.jp/qrs/phy/phy00093.html
 にあった内容
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睡眠時の脳波
-- ポイント ---------------------- ●睡眠中は徐波睡眠と逆説睡眠が数回繰り返されている. 
------------------------------ ヒトの睡眠は7~8時間である. 睡眠中の脳波は徐波成分が多くなるが,逆説睡眠(REM睡眠)時には入眠初期と同様のパターンがみられる.
徐波睡眠(slow wave sleep)中は副交感神経優位になり,呼吸循環機能は低下する.
立位保持活動は低下,消失する.
逆説睡眠時には,全身の筋緊張は消失し,呼吸血圧は不安定となり,瞳孔は散大縮小を繰り返し,眼球運動は不規則な速い動きをする(rapid eye movementREM睡眠).
成長ホルモンの分泌は,徐波睡眠中に高まり,逆説睡眠中は低くなる. 睡眠時の脳波は4期に区分される. 第Ⅰ期(入眠期):α波(813Hz)が減少し,前頭部や頭頂部にθ波(4-7Hz)が現れる. 第Ⅱ期(軽睡眠期):紡錘波(spindle wave)が現れる.脳波は全体として平低化する. 第Ⅲ期(中等度睡眠期):δ波(13Hz)と紡錘波がみられる. 第Ⅳ期(深睡眠期):δ波がみられる.紡錘波は消失する.
REM
睡眠期:覚醒時の低振幅速波がみられる.
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9)年齢で変化する脳波
記:2013-2-14
All Aboutのサイト 健康・医療編  年齢と脳波に関する情報
http://allabout.co.jp/gm/gc/299414/2/
  2013-2-13のログ
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加齢で変化する脳波 アルファ波とは?
健康 編集部
アルファ波が体に良い、と言われることがあります。
アルファ波があたかも健康を増進するような表現ですが、もっと正確に言うと「体がリラックスできて自然体を保っている状態だからアルファ波が観測される」ということになります。
卵が先かニワトリが先か、という問答と同じようなことですが、医学的にはリラックス→アルファ波の順番が正しいと考えられます。
それでは、加齢による脳波について考えて見ましょう。
多少なりとも個人差はあるのですが、人間は成長するに従って脳波が変化します。
実は同じアルファ波であっても70才ぐらいまでは平均して910Hz80才を超える頃には89Hzと、加齢によって更にゆっくりとした波形になることが知られています。
生後からの変化では、新生児では脳波に不規則な活動が見られ、3ヶ月も過ぎるころには34Hzの波形が見られるようになります。
5
才を過ぎるころにはシータ波とアルファ波が同等に出現し、78才では一時的にアルファ波が優勢になります。
15
才を過ぎることにはほとんど成人の脳波と同じ波形となり、若年者特有の徐派が見られなくなって成人脳波となります。
更には40才からは側頭部にシータ波が散発し、60才頃からはシータ波が増加します。
健康な人では脳波検査をする機会はほとんどありませんが、加齢によって変化する脳波を測定して脳年齢の参考にするのも面白いかもしれませんね。
参考:代表的な脳波の周波数
デルタ(δ)0.53Hz、シータ(θ47Hz、アルファ(α813Hz、ベータ(β1430Hz
δ
θ波を合わせて徐波(slow wave)、β波は速波(fast wave)と呼ばれます。
成人が覚醒しているときにはαβ波が見られます。
一流のスポーツ選手やヨガの達人ではアルファ波をコントロールすることができると言われていますが、実際のところ脳波をコントロールできるのではなく、いかに精神を落ちつかせてリラックスすることができるかがポイントのようです。
ピンチ・チャンスのときにも動じることなく自身の力を発揮できること、それが本番に強いということです。
オリンピックでは本番に弱いと言われ続けた日本人ですが、歴代のメダリストを見てみると納得できる結果かもしれません。
日常生活でプレッシャーを感じる場面で、あなたはアルファ波を出すことができますか?
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13章: チェリー意見書の検証

記:2013-2-14  更新:2013-2-17
九州各地で行われた携帯電話基地局の反対運動に関する裁判のためのニール・チェリーの意見書は、英文で書かれて準備された。
この英文の意見書のコピーを入手してある。
また、翻訳されて、出版された。
タイトル:携帯電話タワー周辺に及ぼす 電磁波の健康影響 中継基地局裁判に対する意見書
原著:ニール・チェリー
監修:荻野晃也
翻訳・発行:中継塔問題を考える九州ネットワーク
発行日:2005810
この意見書の中に、冒頭に近い部分にシューマン共振波との関係を示す記述がある。
九州ネットワークの翻訳では、意味がとりにくいので、再度翻訳を行い、英文原文・九州翻訳・BemsJの再翻訳を列記した。
英文意見書の原文
Evidence for this case, topic and scope:

Because this subject involves complex science and technology I take some time explaining environmental health approaches and principles and the telecommunication technology.
I set out the evidence showing that there is well-established science showing that across the electromagnetic radiation spectrum, from global exposure to natural electromagnetic radiation, residential and occupational exposures to extremely low-frequency (ELF) fields, radio-frequency (RF) radiation, microwave (MW) radiation and cellphone radiation, produce the same serious health effects through the same and very similar biological and biophysical mechanisms.
九州翻訳:
この訴訟のための証拠、話題、範囲

この主題は科学と技術を含む複雑な分野なので、私は環境衛生の原理からのアプローチと、電気通信学の技術とをまず説明します。
そこで、非常に似通った生物学と生物物理学のメカニズムを通して、電磁波の放出の範囲と全体的に自然な電磁波の曝露、住宅地や職場での超低周波・マイクロ波・携帯電話の電磁波への曝露が健康に深刻な影響を及ぼすことを確立された科学を示しながら証拠としてここに提示します。
再翻訳:
この主題は複雑な科学と技術を含む分野なので、私はまず、環境衛生のアプローチ、原理と電気通信技術を説明します。
そこで、自然界の電磁界への広範な曝露から、低周波・高周波・マイクロ波・携帯電話による電磁界への曝露と言った電磁界放射スペクトラムの全域を通して、住環境及び職業的な曝露が、同様なもしくは非常に類似した生物学的・生物物性学的なメカニズムによって、同様な重篤な健康影響が引き起こされるということを示す十分に確立した科学があることを示す確証を提示する。


It is my independent expert Environmental Health opinion
based on very robustconsistent and well-established scientific principles and evidencethat residential exposures to cell site sourced radiation are associated with significantly elevated rates of serious health effects including CancerCardiacReproductive and Neurological diseases and mortality. 九州翻訳:
これは私の独立した専門的な環境衛生に関する意見です。
それは首尾一貫していて、確立した科学の原理に裏付けられています。
住民が携帯電話基地局からの放射線に曝露することによって、ガン、心臓疾患、生殖器疾患、神経学的疾患、死亡を含む健康への深刻な影響が著しく増加することが関連付けられています。
再翻訳:
これは私の独立した専門家としての環境衛生に関する意見で、住民が携帯電話基地局からの電磁波に曝露することによって、ガン、心臓疾患、生殖器疾患、神経学的疾患、死亡を含む健康への深刻な影響が著しく増加することと関連付けられているという、首尾一貫していて、確立した科学の原理に基づいています。


I will give an explanation as to why my opinion differs significantly from the opinion taken by western standard setting authorities, government officials and industry-related people.
I am a totally independent academic scientist who has spent much of my career researching how the natural environment actually works, including the human body.
I have recently published some significant papers showing that solar/geomagnetic activity is a natural hazard for human health.
九州翻訳:
私はなぜ欧米の基準設定当局や政府や工業関係者と著しく意見が違うのか、説明しようと思います。
私は完全に独立した学術的な科学者であり、人間の体を含む自然環境がどのように作用するのかという研究経歴を積み上げてきた科学者であります。
私は近年、太陽光・地磁気が人々の健康に害を与えることもあることを示した重要な論文を発表してきました。
再翻訳:
私は、なぜ欧米の規格設定当局、政府関係者や工業関係者と著しく意見が違うのか、説明しようと思います。
私は完全に独立した学術的な科学者であり、人間の体を含み、自然環境がどのように活動しているかという研究経歴を積み上げてきた科学者であります。
私は最近、太陽活動・地磁気が人々の健康に害を与える自然障害であることを示した重要な論文を発表しました。


My particular contribution to this area has been to identify how a natural electromagnetic signal, the Shumann Resonance signal (0.1pW/cm2 and 1-3pT) is the
plausible biophysical mechanism for causing the human health effects related to solar activity.
For example, this explains how the number of sunspots on the sun can reasonably be significantly correlated with the suicide rates on the earth.
This occurs through SR signal strength being modulated by solar activity modulating ion concentrations in the ionosphere.
The SR signal is resonantly absorbed by the human brain and the brain responds by modulating the pineal gland melatonin output.
I have also shown that there is very strong evidence that the SR signal plays a vital role in synchronizing human seasonal and diurnal biological activity and by stabilizing and synchronizing the brain’s ELF electromagnetic activity this has allowed intelligence to develop in a soft, flexible and adaptive organ, the brain, Cherry (2002,2003).
<注:Plausibleを単純にReasonableと同義として「妥当な・合理的な」と解釈するか、ウエブスター英々辞典にあるように「合理的であるが、しばしば見かけ倒れ」や「信じるに足ることのアピール・訴え」という意味に訳すかが書き手・読み手の判断となる。
チェリーが合理的な、科学的な論拠を持っていれば、このPlausibleを含んだ文章では、Plausibleといったあいまいさを含んだ表現ではなく、Reasonable causalという表現をしたはずである。したがって、ここではウエブスター英々辞典の意味を採用する。>
九州翻訳:
この分野への私の特別な貢献は、自然に存在する電磁波信号であるシューマン共振信号(強度が0.1pW/cm2、または13pT)が、太陽光と関係した人間の健康に影響を及ぼすことに対して、それがいかに妥当な生物理学的メカニズムであるかを明らかにしたことです。
たとえば、このことは太陽黒点の数が自殺者の割合と大いに相互関係があるということをも示しています。
これは、電離層の中のイオンの集結を調整する太陽活動によって変調された、シューマン共振信号の力によって起こります。
このシューマン共振信号は人間の脳にも共鳴し吸収されます。
そして、その脳は松果体のメラトニン生産を調節することによって反応します。
また、私はシューマン共振信号が極めて重要な役割を果たすという確かな証拠を提示してきました。
それは脳の極低周波の電磁波活動を安定させ、同時に発生させることによって人間の季節的また毎日の生物学的な活動を促し、このことが柔軟で順応性があり適応性のある脳組織を発達させてきたという証拠です。
再翻訳:
この分野への私の特別な貢献は、自然界に存在する電磁波信号であるシューマン共振信号(0.1pW/cm2、または13pT)が、太陽活動に関係した人間の健康影響の因果関係を示す生物理学的メカニズムとして、考えられることを示したことです。
たとえば、太陽黒点の数と地球における自殺者の割合が合理的に、有意に相関関係があるということも示しています。
太陽活動の変化によって、電離層の中のイオン濃度が変化するので、シューマン共振の強度は変化します。
このシューマン共振信号波は人間の脳に吸収され、そして、脳は松果体のメラトニン生産を変化させる形で、反応します。
また、私は、シューマン共振信号は、人の季節的また日変化する生物学的な活動に同期し、脳のELF低周波電磁界活動を安定化し、同期することで、生命維持に必要な役割を果たすという確かな証拠を提示してきました。
このことが柔軟で順応性があり適応性のある脳組織を発達させてきたのです。


l know that it is very hard for lawyers and judges to understand this and to appreciate that right now that they are using a sensitive electromagnetic organ, their brain, which is detecting and responding to a natural electromagnetic signal.
This natural signal does exist. It is propagating all around the world all the time and is passing through every person in the world, including their brain.
Its frequency range correspondents directly with the brain’s frequency range, Figures1-1 and 1-2.
九州翻訳:
弁護士や裁判官たちがただちにこのことを理解し、自然な電磁波信号を検出し反応する、つまり電磁波に感受性の高い器官である脳を自分たちが持っているということを認識することは、大変難しいと思います。
しかし、この自然な信号は現実に存在しているのです。
この信号は世界中に広がっていて、脳も含めてどんな人間の身体をも通り抜けます。
その周波域は直接脳波の周波域に対応します。(図11,図12
再翻訳:
自然な電磁波信号を検出し反応する、つまり電磁波に感受性の高い器官である脳を自分たちが持っているということを、弁護士や裁判官たちがこのことを理解し、直ちにこれらを認識することは大変難しいと思います。
この自然界にある信号は現実に存在しているのです。
この信号は世界中に広がっていて、脳も含めてどんな人間の身体をも通り抜けます。
その周波数帯域は人の脳波の周波数帯域に対応しています。(図11,図12


Figure 1-1: A typical EEG spectrum, with the Schumann Resonance peaks superimposed

九州翻訳:
1-1:典型的な脳波の周波数分布、シューマン共振信号のピークと重なっている。

<吟味:脳波の周波数分布とシューマン共振波のピーク(中心)周波数とが重なっていると、チェリーは主張する。
脳波はδ波と呼ばれる0.54Hzの成分もあり、また、非常に高い周波数成分もある。
したがって、脳波の周波数範囲はほぼ0Hzから数100Hzまでの広範囲に及ぶ。
シューマン共振波は基本波が8Hzとして、数次の高調波を含んでいる。
シューマン共振波は脳波の周波数の一部の帯域と同じであっても、脳の機能をシューマン共振の周波数のシューマン共振電磁波で動かすには、不十分で、脳波δ波の機能をシューマン共振波では動かすことはできないであろう。
周波数さえ同じであれば、脳はその影響を受けて動くと言うのであれば、今は昔になってしまったが、アナログ電話(黒いダイヤル式の電話)の時代は、電話の着信などの信号として16Hzが使用され、電話線の周りというか、電話がある生活空間には16Hzの電磁波が、微弱であっても満ちていたはずである。
また、ヨーロッパの鉄道では架線から16Hzの交流電気を車両に取り込んでいる。
当然、鉄道の線路に周囲には16Hzの微弱であろうが、電磁界が存在している。
脳波の中で、β波と呼ばれる14Hz以上の帯域がある。
そうなれば、こうした16Hzの電磁界で日本・ヨーロッパの人は、脳波・脳が操られていなければならない。
脳波の帯域の4Hzと言った周波数のシューマン共振波は存在しない。
生活空間に存在する16Hzの電磁界で、脳が操られているとは思えない。
従って、チェリーの説は、単なる仮説にすぎない、と言える。
チェリーは英文の意見書では、Plausibleという表現で、「そうした関係にあるかもしれない」と述べている。>


This allows re
sonant absorption to continuously occur using Phase-locked loop circuitryAhissarHaidarliu and Zacksenhouse1997.

九州翻訳:
こうして共鳴吸収が、脳の閉回路に作用しながら連続的に起こるのです(アヒサー、ハイデルリュとザクセンハウス、1997)。

再翻訳:
意味不明で翻訳不可能。

<注:Phase-locked loopPLL)は、電子回路の用語で、入力信号や基準周波数と、出力信号との周波数を一致させる電子回路。
入力信号と出力信号との位相差を検出し、VCO(電圧によって周波数を変化させる発振器)や回路のループを制御することで、正確に同期した周波数の信号を発信することができる。発信周波数を一定に保つことができる。>
<吟味:ヒトの脳にPLL回路のような機能があって、シューマン共振の基本波7.8Hz付近の周波数で脳が動いているとし、シューマン共振波を受信して応答しているとすれば、7.8Hzが変動して8.0Hzになれば、地球上の全ての人は、脳の活動が一斉に変化することになる。
全世界の人々の脳の活動をシューマン共振波で、一斉に制御することになる。
人の脳波では、α波の周波数は年齢によって異なるとされる。
年齢によって脳波の周波数が異なれば、全地球的にほぼ一定(太陽活動などで変動はある)であるシューマン共振波電磁界でヒトの脳を制御することは不可能と見ることができる。
アヒサー、ハイデルリュとザクセンハウスの論文を読んでみる必要がある。>


Figure1-2: Daytime Schumann Resonance Spectrum, Polk(1982)

九州翻訳:図12:日中のシューマン共振信号の周波数分布(ポーク、1982

<吟味:この引用は正しい。>


The l0-14Hz peak is the alpha and the 20-23Hz peak the theta rhythm which are the main daytime thinking frequencies, being used right now.
At night time the delta rhythm is dominant and the Alpha and Theta rhythms are much weaker, except during REM (Rapid Eye Movement) sleep.
Figure 1-2 shows a typical daytime Schuman Resonance spectrum.
Considering the typical daytime and nighttime time series signals is very helpful.
Figure1-3 shows the daytime SR signal is very similar to the brain's daytime alpha rhythm and the nighttime signals are also strongly matched.

九州翻訳:
1-1で、1014Hzのピークはアルファ波、2024Hzのピークはベータ波で、それは日中の思考頻度を示しています。
夜においてはデル夕波(注:0.54Hz)が優先で、アルファ波とベータ波は、急速眼球運動時以外はとても弱くなります。
日中と夜間の一連の標準のシグナルを考慮に入れておくことは役に立ちます。
1-3は、日中のシューマン共振信号が脳波の日中におけるアルファ波と大変似ていること、また夜間の信号とデルタ波とがかなり合っていることを示しています。
再翻訳:
1-1で、1014Hz間のピークはアルファ波、2024Hz間のピークはベータ波で、それらは日中の考え事をしていた時の脳波の周波数を示しています。
夜においてはデル夕波(注:0.54Hz)が主要な帯域となり、アルファ波とシータ波は、レム(急速眼球運動時)睡眠時以外ではとても弱くなります。
1-2は典型的な日中のシューマン共振の周波数スペクトラムです。
日中と夜間の一連のシグナルの変化を考慮に入れておくことは役に立ちます。
1-3は、日中のシューマン共振信号が、脳波の日中におけるアルファ波と大変似ていること、また夜間の信号とデルタ波とがかなり合っていることを示しています。
<吟味:「1014Hz間のピークはアルファ波、それらは日中の考え事をしていた時の脳波の周波数を示しています」とある。
α
波は、脳が動いていない時、リラックスして脳があまり動いていない時に観察される脳波である。
よって、この部分も正しくない。

「日中のシューマン共振信号が、脳波の日中におけるアルファ波と大変似ていること、また夜間の信号とデルタ波とがかなり合っている」ある。
シューマン共振波の基本波である8Hzの電磁界は日中だけ存在する電磁波ではない。
この8Hzのシューマン共振波は、日日の強弱や周波数の微妙な変化はあっても、24時間全地球上に存在する。
夜間の脳波のδ波に相当するシューマン共振波は、夜でも昼でもいずれも地球上に存在しない。
こうして考えると、チェリーの論は、信ずることができなくなる。>


Figure 1-3: Electric fields from“ I” the Schumann-Resonance daytime signal ”II” Typical nocturnal SR signals and local fields of about 3 Hz and the α (10 Hz) and δ (3 Hz) human EEG rhythm channels, Konig (1974)

九州翻訳:
1-3:脳波の電場波形。Iは日中のシューマン共振信号。Ⅱは典型的な夜間の3Hzのシューマン共振信号。そしてα(10Hz)、∂(3Hz)は人の脳波チャンネル(ケーニッヒ、1974)。
再翻訳:
13Iは日中のシューマン共振信号の電界波形。Ⅱは典型的な夜間におけるシューマン共振信号と局所ノイズの電界波形(3Hz。そして人の脳波チャンネル波形からα(10Hz)、∂(3Hz)。(ケーニッヒ、1974)。
<吟味九州の翻訳はⅡの波形に関する翻訳を正しく行っていない。
この図は、Konig1974年論文では、「局所に存在する電界ノイズ」で、「周波数は3Hzから6Hzでフェーン現象が起きた時に観測される電界波形である」と、記述されている。
この図“Ⅱ”は、オリジナルの論文には「シューマン共振波」とは書かれていない。
Konig
は、3Hzなどの周波数にシューマン共振はないとわかっているからであろう。
このKonig1974年論文を引用したニール・チェリーは「3Hzのシューマン共振と局所ノイズ」とオリジナルを改竄して記述している。
このチェリーの意見書を翻訳した九州ネットワークでは「3Hzのシューマン共振」と更なる誤訳・改竄を行っている。>


Dr. Konig was a student of Professor Schumann.
In 1952 Professor Schumann proposed that a global low-frequency signal existed, generated by tropical thunderstorms and occurring in the resonant cavity between the Ionosphere and the Earth's surface.
As part of Dr. Konig's PhD research he developed instruments to measure the Schumann Resonance signal and confirmed its existence and characteristics.
In his 1974 paper on this topic Dr. Konig raised his question about whether this data showed that the brain had evolved to detect and respond to the Schumann Resonance signals because of the close matching signal types, Figure 1-3 and the closely related diurnal frequency patterns.
Dr Konig also
found that the Schumann Resonance signal strength was highly correlated with human reaction times, Figure 1-4. 九州翻訳:
ケーニッヒ博士はシューマン教授の学生でした。
1952
年にシューマン教授は、熱帯の雷によって、電離層と地表面との間に共鳴する空洞に生じる広範囲な低周波信号が存在することを提案し、ケーニッヒ博士の博士論文用研究の一部として彼はシューマン共振信号計測器を作り、その存在と特徴を確かめました。
1
974年、このテーマの論文でケーニッヒ博士は、シューマン共振信号が図1-3の信号のタイプと近似しており、日中の周波数パターンと密接に関係していることから、脳がシューマン共振信号を検出し、それに反応することを検出したという明白なデータかどうかという問題をも取り上げました。
ケーニッヒ博士はさらにシューマン共振信号が人間の活動時間と高い相関関係を持つことをも発見しました。(図1-4
再翻訳:
ケーニッヒ博士はシューマン教授の学生でした。
1952
年にシューマン教授は、熱帯の落雷によって、電離層と地表面との間の空洞で共鳴する、全地球規模の低周波信号が存在することを予想した。
ケーニッヒは、博士論文用研究の一部として、シューマン共振信号計測器を作り、シューマン共振波の存在と特徴を確かめた。
このテーマに関する1974年の論文でケーニッヒ博士は、脳はシューマン共振波を検出し、反応するように進化したことをこのデータは示しているかもしれないという疑問も取り上げた、なぜならば、図1-3に示すように、信号の形式が非常に一致しており、日変化とも密接に関連していたからである。
ケーニッヒ博士はさらにシューマン共振信号が人間の反応時間と高い相関関係を持つことをも発見した(図1-4)。
<吟味:ケーニッヒの1974年論文には、3Hz10Hzの電界を曝露した場合の人の反応時間の変化を見出したことが書かれている。
別章で、Konigの研究の紹介を行ってあるが、この研究は、本当に正しく実験を行っているか疑問がある。
そうした疑問を疑問視しないで、チェリーは鵜呑みにして(受け入れて)、仮説を立てている。
チェリーは、Konig1974年論文の内容を再吟味してから、自説の展開に利用すべきである。>


Figure 1-4: Human reaction times as a function of Schumann Resonance, 8-10 Hz relative intensity. Reaction times measured using a light flash and a Morse key, tested during 18 days in September 1953, at the German Traffic exhibition in Munich, Konig (1974).

九州翻訳:
1-4810Hzのシューマン共振の相対強度と人の反応時間。反応時間はフラッシュ光とモールス信号で測定された。ミュンヘンにあるドイツ交通博物館において1953年の9月に18日間テストされた。

再翻訳:
1-4810Hzのシューマン共振の相対強度と人の反応時間。反応時間はフラッシュ光とモールス電鍵で測定された。ミュンヘンで開催されたドイツ交通博覧会において1953年の9月に18日間テストされた。

<吟味:この図14Konig1974年論文にあったグラフを書きなおしたものである。
別章にあるチェリーの論文解説(2000年)にもあるが、この意見書にあるグラフでは、オリジナルにはないデータがチェリーによって書き加えられている。
研究成果として正しいと見える様に、エラーバーが追加されている。
このエラーバーはどこから持ってきたのか?
Konig
の他の研究にそうしたエラーバーの数値があるのであれば、エラーバーのデータも含んでいる研究論文を引用元として明記しなければならない。
これは他の研究者のデータを引用するのではなく、改竄していると言えるかももしれない。
データの改竄は研究者としては失格である。>


This research from Drs. Schumann and Konig at the Munich Technical University led the prestigious and highly respected Max Planck Laboratory to investigate whether people detected and used the Schumann Resonance signal and used it to synchronize their daily wake and sleep period.
They build two identical rooms that isolated people from sunlight.
One-room was also shielded by the electromagnetic radiation to choose the hypothesis.
People chronically isolated from sunlight had significantly longer daily periods.
Those in shielded room had significantly longer periods than those in the non-shielded room, p<0.01.
Near 30% of shielded people became "desynchronized" while none of the other group did (p<0.001).
This involved rapid lengthening of the circadian period from around 26-27 hours to 30 - 36 hours, Figure 1-5.
This allowed for the test of the hypothesis and "10Hz" Schumann resonance signal was secretly introduced and then turned off.
The effect of this signal is shown in the following figure as one example of many subjects showing this effect, Wever (1969, 1970).

九州翻訳:
シューマン博士とケーニッヒ博士のミュンヘン工科大学においてのこの研究は有名となり、マックス・ブランク研究所から高い評価を受けました。
その研究所では、人々がシューマン共振信号を検出し、覚醒睡眠時間を同期させるために使用しているかどうかをも調査しているのです。
彼らは日光から隔離するための同じ部屋を2つ設けました。
片方の部屋は電磁波の放射線を遮断しました。
人々は絶えず日中の日光から隔離されました。
日光を通さない部屋は日光を通した部屋よりも著しく一日を長く感じました。
また電磁波を遮断した部屋では、遮断しない部屋よりも更に1日を長く感じました(p0.001)。
電磁波遮断された人々の30%近くが脱同期化した一方で、もうひとつの遮断されていない部屋のグループは全員同期化しました。
これには2627時間前後から3036時間への概日周期時間の急速な延長を含みます(図1-5)。
この研究は仮説を認めた実験であり、10Hzのシューマン共振信号は密かに導入されたり、切られたりしていたのです。
この信号の効果は図1-5に示されています(ウェーバー、19691970)。
再翻訳:
ミュンヘン工科大学でのシューマン博士とケーニッヒ博士研究は、名声があり、尊敬されているマックス・ブランク研究所で、人々がシューマン共振信号を検出し、利用しているか、そして日々の覚醒・睡眠時間を同期させるために使用しているかどうかを研究させることにつながった。
彼らは日光から隔離するための同じ部屋を2つ設けました。
片方の部屋はこの仮説を検証するために電磁波シールドも施した。
日光を通さない部屋では長期にわたって生活した人では、一日の生活リズムが長くなりました。
また電磁波を遮断した部屋では、遮断しない部屋よりも更に1日の生活リズムが長くなりました(p0.001)。
電磁波遮断された人々の30%近くが24時間の生活リズムから脱同期化した一方で、もうひとつの電磁波遮断されていない部屋のグループは変化がなく、24時間の生活リズムを維持しました。
これには2627時間前後から3036時間へのサーカディアンリズム(概日リズム)の急速な延長を含みます(図1-5)。
この研究は仮説を認めた実験であり、10Hzのシューマン共振信号は密かに導入されたり、切られたりしていたのです。
この信号の効果は図1-5に示されています(ウェーバー、19691970)。


When the weak 10 Hz signal, 2.5V/m (1.7uW/cm2) was secretly introduced the de-synchronization was removed from the studied subjects, e.g. Figure 1-5.
This proved the role of the Schumann Resonances that act with sunshine as a circadian Zeitgeber, Wever (1974).
九州翻訳:
弱い10Hzの信号(2.5V/m17μW/cm2)が密かに出されたとき、脱同期化したものは研究対象から除外されました(図1-5参照)。
このことはシューマン共振信号が概日周期に変動する動機因子として太陽とともに働くことを証明しました(ウェーバー、1974)。
再翻訳:
弱い10Hzの信号(2.5V/m17μW/cm2)が密かに印加された時、脱同期化したものは研究対象から除外されました(図1-5参照)。
このことはシューマン共振信号がサーカディアンリズム(概日リズム)に影響する動機因子として、日没とともに働くことを証明しました(ウェーバー、1974)。
<この部分の意味が今一つ 不明>
<吟味:Weber1974年の論文を読まないと、この部分はきちんと理解できない。>


From the results of the experiments involving human subjects, their reaction times and altered circadian rhythm, the German researchers from the Max Planck Institute conclude:
"Thus, it has been proven at a high statistical level that the artificial electric 10 cps field diminishes the tendency towards internal de-synchronization,  as does the natural field."
 
九州翻訳:
この被験者を伴う実験の結果、彼らの反応時間と、概日周期が変えられたという結果から、マックス・ブランク研究所のドイツの研究者たちは次のような結論に達しました。
  「このように、それは毎秒10回の人工的な電気が、自然が行うのと同じように内部の脱同期化という傾向を減らすということが高い統計レベルで証明された。」

再翻訳:
この人を被験者として使った実験の結果から、彼らの反応時間と、サーカディアンリズム(概日リズム)が変えられたという結果から、マックス・ブランク研究所のドイツの研究者たちは次のような結論に達した。
「このように、それは毎秒10回の人工的な電気が、自然界にある電磁波が行うのと同じように、内部の脱同期化という傾向を減らすということが高い統計レベルで証明された。」
 
Figure 1-5: Free-running circadian rhythm of a subject living under strict isolation from environmental time cues.
During the first and third section protected from natural and artificial electromagnetic fields, during the second and fourth sections (Shaded area) under the influence of a continuously operating 10Hz electric field of 2.5V/m, Wever(1974).

九州翻訳:
1-5:一般環境指標から完全隔離された人の自由継続の概日リズム周期。
最初と3番目は、自然と人工電磁場から遮断されていた期間で、2番目と4番目(影の期間)は10Hz25V/mの継続する電場の影響下にあった期間(ウェーバー、1974)。

再翻訳:
1-5:時間が判るような環境から完全隔離された人の束縛されないサーカディアンリズム(概日リズム)。
最初と3番目は、自然界と人工的な電磁界から遮断されていた期間で、2番目と4番目(ハッチをかけた期間)は10Hz25V/mの継続した電界の影響下にあった期間(ウェーバー、1974)。
<吟味:Weber1974年の論文を読まないと、この部分と以下の記述はきちんと理解できない。>

The Schumann Oscillation which has a field intensity of about 0.1pW/cm2, Balser and Wagner (1960), measured at the M.I.T. in Boston.
Hence the de-synchronization was caused by the removal of a 0.1pW/cm2 signal. Wever (1974) concludes that their research gives:
“Significant proof that electromagnetic fields in the ELF range influence the human circadian rhythms and therefore human beings ”

九州翻訳:
シューマン共振信号は、およそ0.1pW/cm2の強さがあり(パルサーとワグナー、1860)、それはボストンのマサチューセッツ工科大学で計測されました。
ここでは脱同期化は0.1pW/cm2の信号移動によって起きました。
ウェーバー(1974)はその調査は次のようなことを示していると結論付けています。
「極低周波の範囲の電磁場は人間の概日周期のリズムに影響を及ぼすという明白な証明(を示している)」

再翻訳:
シューマン共振信号は、ボストンのマサチューセッツ工科大学で計測されたデータによれば、およそ0.1pW/cm2の強さである(パルサーとワグナー、1860)。
よって、脱同期化(人間の24時間生活リズムが崩れる現象)は0.1pW/cm2の信号への曝露を停止することによって起きました。
ウェーバー(1974)は、この調査は次のようなことを示していると結論付けた。
「極低周波の範囲の電磁界は人間のサーカディアンリズム(概日リズム)に影響を及ぼすという明白な証明(を示している)・・・・」

続いて、アメリカのロス・アディによる16Hz電磁界のカルシウムイオン流出の研究が紹介されているが、シューマン共振とは無関係なので、翻訳などは割愛する。


The brain responds to S/GMA induced increase in the Schumann Resonance intensity by speeding up the human reaction time, Figure1-4, and reducing the daily mean melatonin output, Figure 1-7.

九州翻訳:
S/GMA(シューマン強度/地磁気活動度)に対する脳の反応はシューマン共振強度の増加とともに、図1-4のように人の反応時間を速くし、図1-7のように人の毎日の平均メラトニン生産量を減らすことになる。

再翻訳:
S/GMA
(シューマン共振/地磁気活動度)に対する脳の反応は、シューマン共振波の強度の増加とともに、図1-4のように人の反応時間を速くし、図1-7のように人の日々の平均メラトニン生産量を減らすことになる。
<吟味:Konig1974年研究にあるドイツ交通博覧会での実験では、午後1時から4時頃にかけてシューマン共振波の強度が大きくなり、人の反応時間が速くなったことを示している。
日中でも午前中はシューマン共振波の強度は低いので、午前中も人のメラトニン産出量は減らないことになり、夜間と同じメラトニン産出量が多くなければならないことになる。
人のメラトニンは朝の太陽光を受けて(?)、減少するとされるので、これらの研究は他の科学的な状況などと一致しないことになる。>


 
Figure l-7: Reduction in the melatonin metabolite 6-0HMS in μg in urine from U.S. electric utility workers, as a function of the 36hr global GMA aa-index. Burch et al; (1999b)九州翻訳:
1-736時間のGMA指標を横軸として、アメリカの電力会社労働者の尿中のメラトニン代謝分泌量6-OHMS)の減少(バーチら、1996)。

再翻訳:
1-736時間の全世界GMA指標を横軸として、アメリカの電力会社労働者の尿中のメラトニン代謝分泌量(6-OHMS)の減少(バーチら、1999B)。

<注:GMA指標とは何か? また、バーチらの研究論文を読んでみないと、判断できない。>


That shows that my research work in this area, although it is original, Cherry (2002, 2003), as a very long research background from very well respected international researchers and laboratories.
My research shows that the mean Schumann Resonance signal, about 0.1pW/cm2 and 1-3pT, plays a very positive role to synchronize the brain and heart rhythms and melatonin output in a homeostasis manner.
When solar activity is lower than average the Schumann Resonance signal are weaker.
This results in the de-synchronization of brain and heart activity, (arrhythmia) and increases the Sudden Infant Deaths.
Solar storms and enhanced solar activity enhances the Schumann Resonance signal intensity.
This reduces the melatonin output and increases the rates of Cancer, Cardiac, Reproductive and Neurological health effects and mortality.
九州翻訳:
私のこの分野における調査は、独創的であり(チェリー,20022003)、すばらしい国際的な調査と実験を背景にしたかなり長期の調査です。
この調査はシューマン共振信号の平均(およそ0.1pW/cm2または1-3pT)が、生体の定常状態において、脳と心臓鼓動とメラトニン生産とに同期化している決定的な役割を果たすことを示しています。
太陽活動が平均より低いとき、シューマン共振信号が比較的弱くなります。
これは脳と心臓の活動が、脱同期化するという結果となり(不整脈)、乳幼児突然死(SIDS)を増やします。
太陽嵐や増強された太陽面活動の作用は、シューマン共振信号の強度を増強します。
このことによってメラトニン生産が少なくなり、ガン、心臓疾患、生殖器疾患、神経学的疾患、死亡率を増加させます。
再翻訳:
私のこの分野における研究は、独創的であり(チェリー,20022003)、すばらしい国際的な調査と実験を基にしたかなり長期の調査です。
この調査はシューマン共振波の平均強度(およそ0.1pW/cm2または1-3pT)が、生体の恒常性の意味において、脳と心臓のリズムとメラトニン生産に同期化するための決定的な役割を果たしていることを示している。
太陽活動が平均より低いとき、シューマン共振波はかなり弱くなります。
これは脳と心臓の活性が、脱同期化するという結果となり(不整脈)、乳幼児突然死(SIDS)を増やします。
太陽嵐や増強された太陽面活動の作用は、シューマン共振波の強度を増強します。
このことによってメラトニン生産が少なくなり、ガン、心臓疾患、生殖異常、神経学的疾患、死亡率を増加させます。
以下のメラトニン仮説以降に関しては、今回のシューマン共振に関する検証からは除外する。翻訳などは割愛した。


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13A章:メラトニンの昼夜リズムに関する知見から

記:2013-3-21
ヒトのメラトニン分泌にはリズムがあり、昼間分泌量は少なく、夜間分泌量が増加するという基本パターンが見られる。
以下は、武部啓ら編「電磁界の健康影響」文光堂1999年発行にあった解説の一部引用である。

 

これらから、昼間は少なく、夜間にメラトニンの分泌量は増加する基本パターンがあることが判る。
そして、この昼間と夜間の分泌量の差異は、加齢とともに少なくなり、老齢では昼間と夜間のリズムが判然としなくなる、とある。
BEMSJ注:
「第13章でシューマン共振によってヒトのメラトニンの分泌量が影響を受けている」とチェリーは主張している。
この13A章の知見によれば、「メラトニン分泌量の昼間と夜間の差異は加齢に伴って変化がなくなっていく」とあるので、チェリーの主張はこうした知見とは一致していないことが判る。
 
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14章:さまざまに引用されている脳波とシューマン共振の関係

記;2013-2-21
1荻野晃也著「健康を脅かす電磁波」 2007年緑風出版発行には、以下のような記述がある。
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それを裏づけていると思われる現象の一つが、人間の脳波との類似です。
人間の脳からは微弱な電磁波が出ており、それを脳波と呼んでいることはご存知だと思います。
人間は、睡眠するとシータ(β)波・デルタ(∂)波を出しますが、その周波数は7サイクル以下です。
目を覚まして起き始めるとアルファ(α)波(814サイクル)、さらにベータ1(β1)波(1420サイクル)、ベータ2(β2)波(20~平均で32.5前後)、さらにガンマ(γ)波を出すことが知られています。
シューマン共振・周波数と脳波との対応に驚くのは私ばかりではないでしょう。
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これは、前述のチェリーの説をそのまま引用していると思われる。

2
船瀬俊介著「電磁波被爆2003年双葉社発行には、以下のような記述がある。
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脳波の境界と「シューマン共振」の五つのピーク(山)が、ほとんど重なっている・・・・!
人間の行動で、いちばん基本になるのは、睡眠(眠り)と覚醒(目覚め)です。
眠っているときの脳波はβ(シータ)波で、目覚めたときがα(アルファ)波。
その境目がちょうど「シューマン共振」のピークAと重なるのです。
活動しているときの脳波が、その活性によってβ1波、β2披……と分類される。「
シューマン共振」の他のBCDEの他の山も、ほとんど脳波分類の境目と重なっているのです。
ミュンヘン大学コーニング博士も「『シューマン共振』と脳波には関係性がある」と指摘しています。
つまり、わたしたち人間の脳は、母なる地球の固有の電磁波波動によって育まれ、発達して来たのです。
つまり人間の脳は、これほど微弱な〝地球の波動″にも過敏に反応し形成されてきたわけです。
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荻野晃也著「がんと電磁波」は1995年の発行で、この論はかなり古い(少なくとも1995年より前から)存在していた仮説と言える。
この部分も前述のチェリーの説を引用していると言える。
さらに
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118は、超微弱な「シューマン共振」の強さ(横軸)が、強くなるほど、人間の脳の反応時間(縦軸)が「速くなる」ことを示しています。
実験をおこなったコーニング博士は「人間の脳は、自然界に多様に存在する超低周波信号(極微弱な『シューマン共振』電磁波)を探知したり、利用したり、それに反応したりする」と結論づけています。
ここで測定された「シューマン共振」の強さの平均値はナント0.1pW/cm2という極微弱な値。
電磁波の「安全基準値」としてもっとも厳しい「ザルツブルグ基準」は0.1μW/cm2
ここでμは100万分の1p(ピコ)は1兆分の1です。
つまり「シューマン共振」強度は、「ザルツブルグ」安全基準より、さらに100万分の1という気の遠くなるほどに微弱な電磁波なのです。
自然界から浴びる電磁波(高周波)は0.01μW/cm2です。
だから「シューマン共振」は、それより10万分の1も小さく、まるで母なる地球のささやきといえます。
●脳は趨微弱な電磁波に応える
118は、その「シューマン共振」を強度0.010.41pW/cm2の変化の範囲で、脳の反応速度を観察したものです。
おどろいたことに、これほど超微弱な変化にもかかわらず、ヒトの脳の反応速度は変化しているのです。
人間の脳は、これほど超微弱な電磁波の変化にも超過敏に反応するのです。まさに生命の驚異です。
では、日本政府が「これ以下なら人体になんら影響を与えない」と〝安全基準″とした600μW/cm2と比較してみましょう。
この電磁波強度は、コーニング博士の実験で「シューマン共振」変化に脳が反応した強度のナント60億倍という桁はずれの数値になるのです。
●だから電波タワーは〝安全〟ではない
母なる地球のかすかな〝ささやき″で原始の生命は生まれたといわれています。
あらゆる生命リズムの源は「シューマン共振」なのでしょう。
人間の体、そして脳も例外ではない。
睡眠、覚醒など脳波区分は「シューマン共振」と一致するのですから。
ところが現代社会は放送やケータイ電波など数千万~数億倍もの電磁波が24時間飛び交っている。
とくに都会人の心身が受ける潜在ストレスは相当なもの。
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この部分もチェリーの論を引用していると言える。
 
 
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継続続して探求していきます。




http://homepage3.nifty.com/~bemsj/schumann_Feq.htm