2013年10月29日火曜日

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永久国債の発行を検討:英国

イギリスでは、償還期限を定めない永久債の発行を検討すると発表した模様です。発行額面は未定ですが、英国では300年前にも発行していると報じられています。


■英国が永久債を検討、国が続く限り利払い(120322読売新聞)
・英国のオズボーン財務相は21日、償還期間が50年を超える「超長期国債」や、償還期限のない「永久債」の発行を検討すると発表した。
・低金利で資金調達できる現在の市場環境を生かし、将来の利払い負担を軽減する狙いがある。
・現在、英国が発行している国債では償還期間50年が最も長い。最近では、メキシコが2010年に償還期間100年の国債を発行した例がある。
・永久債は購入した投資家からみると、元本が返済されない代わりに、国が存続する限り永久に金利を受け取ることができる国債。
・英国は1720年に株価が急騰して暴落した「南海泡沫(ほうまつ)事件」や第1次世界大戦の際に永久債を発行したことがある。
・英国債(10年物)の流通利回りは、21日も年2%台前半の低水準で推移している。超長期国債や永久債を発行できれば、低金利での返済を長期間にわたって固定できる利点がある。


■永久債(「iFinance」より)
http://www.ifinance.ne.jp/
・永久債は、国や企業等が資金調達のために発行する債券の一種で、満期がない債券のことをいう。
・本債券は、一定期間後の満期時に元本が償還される「有期債」に対して、元本の償還の規定がなく、発行体が存続する限り、永久に利子が支払われる。
・また、発行体が望む場合のみ償還が可能で、投資家(購入者)は償還を要求できない。
・一般に企業においては、増資や転換社債も資金返済を回避できる調達手法であるが、株数が増えると株式価値が希薄化して、株安を招きやすい。
・これに対して、永久債は、満期も希薄化もなく、発行体にとっては都合が良いが、高い信用力と高めの利回りが求められる(コストは高い)。
・なお、投資家にとっては、超長期の運用において、発行体の信用力が問題なければ、高い利回り(クーポン)が得られるというメリットがある。


雑感)
永久債については、元本の返済期限が無いことから、利息分だけの支払で済むというものです。
しかし、利息を支払い続けると、仮に50年満期としていた場合と比較して支払額が超える時が来るのではないかと。
また、当然、購入側としては、元本の返済が見込めないことから、一般的な満期がある債権よりも高い利回りを要求されてきます。

また、永久国債について、調べてみます。

http://blogs.yahoo.co.jp/mimasatomo/39211068.html

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