2日に「遷御の儀」=20年ぶり、ご神体引っ越し-式年遷宮、最高潮へ・伊勢神宮
三重県伊勢市の伊勢神宮で20年に1度行われる「式年遷宮」の中心行事で、新社殿にご神体を移す「遷御の儀」が2日、内宮(ないくう)で行われる。新社殿用木材の伐採と運搬の安全を祈願する2005年5月の「山口祭」から始まった一連の祭典・行事は、最高潮を迎える。
〔写真特集〕にっぽんの巫女(みこ)さん
前日の1日には、新調された調度品や、遷御の儀に従事する神職らをはらい清める「川原大祓(かわらおおはらい)」が行われた。清められた調度品などは、翌日に備えて新旧正殿に分けて運び込まれた。
当日は午後8時に大宮司らがご神体を携え、白い絹布でできた「絹垣(きんがい)」と呼ばれる囲いの中に入って新正殿へと進む。百数十人の神職らでつくる遷御の列が約40分かけて移動する。
1回目の「式年遷宮」は690年にあり、今回で62回目。20年ごとの移転は、常に社殿を新しく保つほか、技術を継承する意味合いもあるという。(2013/10/01-18:28)
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